資源・素材2023(松山)

講演情報(2023年8月10日付 確定版)

若手・一般ポスター発表

14:30-17:00 ポスター発表(環境)[9/13(水) PM ポスター会場]

2023年9月13日(水) 14:30 〜 17:00 [ポスター会場(環境)] 2F EL24(共通講義棟C)

14:30 〜 17:00

[P042C] (学生発表:博士課程)不飽和土壌からの揮発性化学物質の揮発フラックス発生挙動解析

○近藤 萌波1、坂本 靖英2、駒井 武1、渡邉 則昭1 (1. 東北大学、2. 産業技術総合研究所)

キーワード:土壌、汚染、数値解析、揮発フラックス

揮発性有機化合物や水銀などの揮発性化学物質の人体への有害性が認識されているが,物質の揮発による人体への曝露リスクを適切に考慮する規制は現存しない.今後の汚染対策を検討する上では,土壌-大気境界における揮発性化学物質の移動を定量的に評価することが重要である.これまで著者らは,汚染された土壌から大気へ放出される揮発フラックスの定量予測モデルを開発し,さらにカラム試験を実施してモデルの妥当性を検証し,各パラメータの適切な値を得た.このモデルを使用した仮想的な事例解析により,物質の揮発による人体への曝露リスクを定量的に評価することを目的とした.
土壌粒子径が75μm付近であるシルトの条件では,毛管圧力と重力のバランスが崩壊するタイミングで揮発フラックスが劇的に大きくなり,その後も高レベルでの排出が継続する結果となった.4週間分の計算ではフラックスの累積値もシルトの条件が最も大きい結果となり,フラックスの排出挙動および排出が長期的に継続することから,土壌がシルトで構成された土地での揮発による曝露リスクは大きくなると予想された.本モデルを使用した更なる解析により,揮発による曝露リスク管理を推進できる.

講演PDFファイルダウンロードパスワード認証

講演集に収録された講演PDFファイルのダウンロードにはパスワードが必要です。

現在有効なパスワードは、[資源・素材学会会員専用パスワード]です。
※[資源・素材学会会員専用パスワード]は【会員マイページ】にてご確認ください。(毎年1月に変更いたします。)

[資源・素材学会会員専用パスワード]を入力してください

パスワード