資源・素材2023(松山)

講演情報(2023年8月10日付 確定版)

企画講演

【企画講演】ゼロエミッション社会構築にむけたCCS/CCUS技術開発[9/14(木) PM 第1会場]

2023年9月14日(木) 13:00 〜 16:40 [第1会場] 4F EL45(共通講義棟C)

司会者:大川 浩一(秋田大学)、菅井 裕一(九州大学)、大川 浩一(秋田大学)、江﨑 丈裕 (九州大学)、藤井 孝志 (産業技術総合研究所)

15:00 〜 15:15

[3101-11-06] ハイドレートメカニズムを利用したCO2地中貯留の貯留可能量評価

○鳥羽瀬 孝臣1、安田 尚登2 (1. 電源開発株式会社、2. 高知大学名誉教授)

司会者:江﨑 丈裕 (九州大学)

キーワード:CCS、CO2地中貯留、ハイドレート、貯留可能量

CO2地中貯留の適地を拡大することを目的として、実績のある帯水層貯留に加えて、新たにハイドレトメカニズムを利用したCO2地中貯留(「CO2ハイドレート貯留)と呼ぶ)を提案している。CO2ハイドレート貯留は、日本周辺海域における大水深の低温・高圧環境の条件を満たした海底下の海盆堆積地層で実施可能である。
本報告では、CO2ハイドレートの生成可能な温度・圧力条件に加えて、地質条件(近傍に活断層や海底地すべり地形が存在しないこと、一定の未固結堆積層が存在することなど)を考慮して、CO2ハイドレート貯留の適地探索を行った。その上で、一般的な未固結堆積層を対象としたCO2ハイドレート貯留の流動シミュレーションを行い、単位面積当たりの貯留量を計算して、日本国内のCO2ハイドレート貯留の貯留可能量を推定した。

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