11:20 AM - 11:40 AM
[3406-08-02] Desorption behavior of scandium(III) and chromium(III) on iminodiacetic acid-based chelating resin
Chairperson : Ken Adachi (Tohoku University)
Keywords:scandium, chromium, ion exchange, chelating resin, desorption
スカンジウムは、レアアース鉱石、ウラン鉱石、ラテライト型のニッケル鉱石等の製錬における副産物して回収される。ニッケル酸化鉱からHPAL(High Pressure Acid Leach)法を用いてニッケルを回収するプロセスの工程液にはスカンジウムが含まれ、3価の陽イオンとして存在する。演者らはこれまでイミノジ酢酸系キレート樹脂Diaion™ CR11を用いて、3価の陽イオンであるSc3+、Cr3+、Fe3+ およびAl3+ の吸着挙動について報告した。
本講演では、樹脂に吸着したSc3+を回収し、さらに吸着した不純物を取り除き樹脂を再利用するための知見を得るために、Sc3+とCr3+の溶離挙動を調査した結果を述べる。いずれも溶離反応は擬一次速度式によく整合した。Sc3+は室温で溶離可能であったが、Cr3+の溶離には高濃度の硫酸を使用し、高温での処理が有効であった。
本講演では、樹脂に吸着したSc3+を回収し、さらに吸着した不純物を取り除き樹脂を再利用するための知見を得るために、Sc3+とCr3+の溶離挙動を調査した結果を述べる。いずれも溶離反応は擬一次速度式によく整合した。Sc3+は室温で溶離可能であったが、Cr3+の溶離には高濃度の硫酸を使用し、高温での処理が有効であった。
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