MMIJ 2023,Matsuyama

Presentation information (2023/08/10 Ver.)

General Session

(General session) Hydrometallurgy (Latter half)[Thu. Sep 14, 2023 PM Room-4]

Thu. Sep 14, 2023 1:00 PM - 3:10 PM (Room-4) EL35, 3F, Common Lecture Hall C

Chairperson: Shunsuke Yagi (Tokyo University), Kiho Nishioka (Kyoto University)

2:10 PM - 2:30 PM

[3409-14-04] Production of Cobalt Hydroxide by Neutralization of Cobalt Chloride Solution

○Hiroshi OTSUKA1, Hideki OHARA1, Hiroto WATANABE1 (1. Sumitomo Metal Mining Co., Ltd.)

Chairperson: Kiho Nishioka (Kyoto University)

Keywords:Cobalt Chloride Solution, Cobalt Hydroxide, Neutralization

一般的にコバルトの中間原料として流通している水酸化コバルトは硫酸塩溶液を中和して作られていることが知られている。塩化物溶液を中和した際には得られた水酸化物の塩素濃度が高くなる場合がある。本報告では塩化コバルト溶液からも同様の水酸化コバルトが生成可能か基礎的な検討を実施した。コバルト濃度が約1.3mol/Lの塩化コバルト溶液を60℃に加温し、水酸化ナトリウム溶液で中和したところ、中和後のpHによって得られる沈殿物の塩素濃度が異なっていた。pH8,10では塩素濃度が14~15%だったのに対し、 pH11~12では塩素濃度が0.1%未満だった。pH8, 10で得られた沈殿物が高塩素濃度となった原因は塩基性塩化コバルト[Co2Cl(OH)3]の生成であり、生成した粒子は微細で濾過性が悪かった。一方で、pH11, 12で得られた沈殿物の粒子形状は扁平な六角柱状であり、その濾過性は良好だった。

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