資源・素材2023(松山)

講演情報(2023年8月10日付 確定版)

企画講演

【企画講演】総括:学会長期テーマプロジェクト[9/14(木) AM 第7会場]

2023年9月14日(木) 09:20 〜 11:50 [第7会場] 2F EL26(共通講義棟C)

司会者:佐々木秀顕(愛媛大学)、綱澤 有輝 (産業技術総合研究所)

11:25 〜 11:50

[3701-05-05] 総括:高密度/高速反応場を実現する模擬精鉱バーナーによる銅精鉱酸化反応の発生頻度の増大およびマグネタイト固相の生成を抑制させる手法の確立およびその原理の解明

○西岡 宣泰1 (1. 愛媛大学)

司会者:綱澤 有輝 (産業技術総合研究所)

キーワード:銅製錬、銅精鉱、精鉱バーナー、酸化反応、高速撮像

銅は工業的に広く使用されるベースメタルであり,世界的な電気自動車の製造拡大などにより需要が増加し続けている。しかし,原料である銅鉱石の採掘条件が悪化しており,銅品位の低下が問題になっている。持続可能な銅生産に向けて,効率的なエネルギー利用や環境負荷を考慮した新しい製錬技術が求められる。本研究では、新規的な都市型製錬所の可能性を模索するために,銅精鉱の高密度・高速反応場に必要な銅精鉱や流入ガスなどの条件を明らかにし,高効率な酸化反応の原理を解明し,銅精鉱の最適な溶錬条件を提案することを目的としている。まず,溶錬工程で広く使用されている自溶炉の精鉱バーナーをラボスケールで実現し,FeS2がスラグ中のマグネタイト固相の生成を抑制する作用を明らかにした。次に,高速度カメラ及び2色温度法で粒子の瞬間的な反応挙動や温度を分析する手法を確立し,FeS2が燃焼に与える銅精鉱粒子レベルでの影響を明らかにした。そして,系を加熱する方法(高温酸素,発熱体設置)や流入する酸素分圧が酸化反応の効率に与える影響を評価した。本発表では,成果の総括及び現在取り組んでいる新しい系での銅精鉱酸化反応の結果を報告する。

講演PDFファイルダウンロードパスワード認証

講演集に収録された講演PDFファイルのダウンロードにはパスワードが必要です。

現在有効なパスワードは、[資源・素材学会会員専用パスワード]です。
※[資源・素材学会会員専用パスワード]は【会員マイページ】にてご確認ください。(毎年1月に変更いたします。)

[資源・素材学会会員専用パスワード]を入力してください

パスワード