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[P4-040] 学習困難を主訴とする児童の計算能力の認知的背景
計算速度・正答率からの分析
キーワード:計算速度、正答率、認知
学習困難を主訴とする児に「ガイドライン」の数的事実の知識6課題を実施し、計算速度と正答率を成績によって上位群・下位群に分け、WISC-Ⅳ、読み検査、WAVES、音韻操作課題で二要因の分散分析を行った。計算速度群の主効果が有意であったのは、各課題の解答速度や処理速度であったことから、計算速度には処理の速さが関連していると考えられた。正答率群の主効果が有意であったのは、FSIQとWMIであり、計算速度下位群において正答率上位群と下位群に差がみられた。そのため、計算速度が遅い児でもFSIQやWMIが高ければ正答率は通過する可能性があり、計算評価には計算速度にも注目する必要があると考えられる。
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