Booking for live streaming (in Japanese)
予約参加申込受付は先着順で, 1件は8月30日(火)15時から,残る企画は9月2日(金)18時から受付を開始します。
いずれも定員に達し次第,申し込みを締め切ります。
一般公開の企画は,各申し込みフォームからお申し込みください。
残る企画は,各企画のプログラムページ(9月2日18時以降,要ログイン)からお申し込みください。
※対面参加する場合,予約参加はありません。直接,各会場へお越しください。
※ライブ配信で,事前予約参加申込を行わない企画では,プログラムの当該企画のページ,またはタイムテーブルに,Zoomに入室するためのURLが直接,掲載されています。
8月30日(火)15時受付開始
<一般公開>[IS-004] 若手のための進路相談会
日時:2022年9月9日(金) 16:00 〜 18:00開催方法:ライブ配信
プログラム
企画:日本心理学会 若手の会
司会者:富田 健太(名古屋大学),讃井 知(上智大学)
話題提供者:阪口 幸駿(同志社大学),高野 佑紀奈(NTT),遠山 朝子(専修大学),富田 健太(名古屋大学)
例年に引き続き,高校生,学部生,大学院生そしてポスドク研究者までを対象とした進路相談会を開催します。様々な領域で活躍する大学院生,若手研究者,教員が相談に応じます。相談形式は,担当者と参加者が複数名で話し合うグループ相談形式で実施します。
また今年度は,企業で研究をされている方や一般企業に勤めてから再度大学院に進学し研究職に従事している方など様々な背景を持つ先生方をお呼びし,自身の進路選択の経緯などについてお話しいただきます。進路に関しては,指導教員や身近な人としか話す機会がないかもしれません。是非,この機会に,多様な方々と気軽にお話をし,今後の進路選択の参考にしていただけたら幸いです。
9月2日(金)18時受付開始
[IS-001] 英語論文投稿への道 2022
日時:2022年9月8日(木) 13:00 〜 15:00ライブ定員:500名
(対面会場:第3会場 (3号館3F3305))
プログラム
企画:日本心理学会機関誌等編集委員会 Japanese Psychological Research 編集小委員会
企画者:竹林 由武(福島県立医科大学)、国里 愛彦(専修大学)、山田 祐樹(九州大学)
話題提供者:米満 文哉(中央大学)、横光 健吾(人間環境大学)、伊藤 正哉(国立精神・神経医療研究センター)
指定討論者:国里 愛彦(専修大学)、
司会者:竹林 由武(福島県立医科大学)
英語論文を投稿し公刊することは,若手の心理学者にとって自身の研究を世界に知ってもらうだけでなく,我が国の心理学全体の世界的なプレゼンスを高めるためにも重要な意味を持ちます。その意義は近年広く浸透し,英語論文の投稿・公刊は従来よりもかなり増加しています。とはいえ,投稿・公刊に至るプロセスをどう攻略していくのかは実際のところ明確ではなく,そのために悩んだり時間がかかったりすることも多々あるかと思います。日本心理学会機関誌等編集委員会では,2010年に「英語論文投稿への道─入門編─」を開催して以来,11度にわたり同趣旨の講習会を開いてきました。これまでの講習会も多くの方にご参加頂きご好評を以て迎えられてきました。本年度は,精力的に英語論文を出版されている若手研究者から,近年の学術出版・研究プロセスに関する経験や提言を共有いただきます。具体的なテーマとしては,研究計画の事前登録制度,新しい学術出版スタイル,多領域多層的な共同研究など,今後多くの研究者が直面するであろう問題に焦点をあて議論します。話題提供者の経験や提言を題材に参加者と議論を深め,これからの時代を担う心理学者に必要な研究への心構えの形成を後押しする会となれば幸甚です。
[IS-003] 第4回 女性研究者ネットワーキングイベント
日時:2022年9月9日(金) 13:00 〜 15:00開催方法:ライブ配信
定員:25名
プログラム
企画:日本心理学会 男女共同参画推進委員会
司会者:森野 美央(長崎大学)
お茶など飲みながらオンラインで気軽に参加いただくイベントです。イベントでは、職場や学校、ライフイベントに関わる情報交換やTipsのシェアをすることを通じてネットワークづくりをします。参加対象者は女性に限りません。女性でなくても、育児や介護をしていなくても参加可能です。本イベントに興味がある全ての皆さまのご参加をお待ちしています。
今回のテーマは、「研究の継続を目指して」。育児や介護中、研究時間の捻出や研究成果の蓄積が思うようにできず、悩む人は少なくありません。研究継続のために利用している支援制度や公私に渡る工夫、などについて話し、知恵やヒントを共有しましょう!
イベントは、割り当てられた時間帯にzoomを使って遠隔で2時間程度実施予定です。自己紹介後、好きな話題の部屋を選んでお話するセッション、今回のテーマに沿って属性・ライフスタイルが似ている人とお話するセッション、という2回のブレークアウトセッションを行います。最後に、グループで出た話について全体共有をしたり、個別のやりとりをしたりする予定です。
<一般公開>[IS-009] 心理統計教育の標準カリキュラム・シラバスはいかにあるべきか
――「ベシスタ」シラバスを叩き台とする検討――
日時:2022年9月11日(日) 10:00 〜 12:00――「ベシスタ」シラバスを叩き台とする検討――
ライブ定員:500名
(対面会場:第3会場 (3号館3F3305))
プログラム
特設Webサイト
企画:日本心理学会教育研究委員会 心理統計法標準カリキュラム作成小委員会
話題提供者:三浦 麻子(大阪大学)、小杉 考司(専修大学)、清水 裕士(関西学院大学)、高橋 康介(立命館大学)、森 知晴(立命館大学)、山田 剛史(横浜市立大学)
司会者:三浦 麻子(大阪大学)
学問の世界は日進月歩.私たちは研究者として教育者として,常に知識を更新する必要があります.心理統計という私たちの「道具」にしても同じことです.例えば50年前,25年前,そして今の『心理学研究』誌を手に取って(J-STAGEにアクセスして),ご自身の専門に近いテーマの論文を読んでみてください.用いられている手法も,あるいはその時何が常識とされていたかも,大きく変化していることに気づくでしょう.
中堅・ベテランの方々は「心理統計の専門家でもないのに,道具の発達に追いつくのはしんどい」と,若手の方々は「最新の情報を知っていればよく,基礎に目を向ける暇などない」とおっしゃるかもしれません.わかります.しかし,この状況を放置すると,やがて論文が読めなくなり,論文が書けなくなり,研究ができなくなります.そして,論文を読む教育が,書く教育が,そして研究指導ができなくなります.
私たちは,私たちが研究者として教育者として,常に知識を更新できるような環境を整えられないか,と考えました.そして,そのためにそれぞれがバラバラに努力するのではなく,それを結集するべく心理学会として頑張ってみよう,という結論に至り,2021年8月に本委員会が発足しました.
本シンポジウムでは,こうした意図を心理統計教育の現状をふまえてご説明した上で,私たちが構想しているカリキュラムの構造についてご紹介します.論文を読めるようになる「Basic Statistics(ベシスタ)」,論文を書けるようになる「Standard Statistics(スタスタ)」,さらに発展的な手法を身につける「Advanced Statistics(アドスタ)」の3層構造で,知識を広げていくというよりは下地から本塗り,そしてつや出しへと塗り重ねていくという発想です.まず手始めに作成したベシスタのシラバス案をお示しして,皆様と議論したいと考えています.既に資料を公開し,パブリックコメントを募集しておりますので(https://sites.google.com/view/jpa-psychometrics/),是非ともお目通しの上,当日はもちろん,事前にもご意見賜れれば幸いです.
心理統計あるいはその教育に現に携わっていようがいまいが,ああこれは「じぶんごと」だな,と捉えてくださった方々のご参加を心よりお待ちしております.
[IS-011] 海外研究生活を経ての日本国内アカデミア職探し
Tips and Pieces of Advice For Emerging Scholars Returning from Research and Study Abroad
日時:2022年9月11日(日) 16:00 〜 18:00Tips and Pieces of Advice For Emerging Scholars Returning from Research and Study Abroad
ライブ定員:100名
(対面会場:第3会場 (3号館3F3305))
プログラム
企画:日本心理学会 国際委員会
企画者:清河 幸子(東京大学)、河原 純一郎(北海道大学)、佐藤 徹男(札幌国際大学)、春原 桃佳(コンコルディア大学)
話題提供者:大塚 由美子(愛媛大学)、梅村 比丘(広島大学)、石津 智大(関西大学)、村瀬 華子(北里大学)
指定討論者:河原 純一郎(北海道大学)、清河 幸子(東京大学)
司会者:佐藤 徹男(札幌国際大学)、春原 桃佳(コンコルディア大学)
国内で博士号取得後にポスドクとして海外で研究活動に従事することや,海外で博士号を取得することは,研究を推進していく上で極めて貴重な経験である。そのため,国際委員会企画シンポジウムでは,一昨年は「はじめよう!国際共同研究!」,昨年は「コロナ禍の海外ポスドク探し」と題して,主として若手研究者が海外で研究を展開することを後押しする企画を開催してきた。これらの企画によって「背中を押された」と感じて海外に飛び出していった方もいらっしゃるかもしれない。しかし,「背中を押す」ことに加えて,海外に飛び出すことに伴う不安を解消する形でのサポートも有効と考えられる。そこで,今年度は,「海外からどのように日本国内の就職先を見つけるのだろうか?」「日本に知り合いがいない場合にどうしたらいいのだろう?」「海外からでもできる就職活動や,国内にいないとできない就職活動ってあるのだろうか?」など,海外での研究生活を経た上での日本国内アカデミア就職という,現実的かつ重大な問題を正面から取り上げる。はじめに,4名の話題提供者からご自身の経験を踏まえて帰国前・帰国後の就職活動や,現在のアカデミア職に就いた経緯をお話しいただく。その後,参加者で小グループを編成して,海外研究生活を経ての日本国内のアカデミア就職に関して抱いている疑問や悩みを共有するディスカッションを行う。最後に全体で情報共有を行う。本シンポジウムによって不安が軽減され,少しでも多くの方が海外に飛び出していくことを期待している。
[TWS-001] 強みに基づいたフォーミュレーション
実践から内省への自己プログラム入門
日時:2022年9月8日(木) 10:00 〜 12:00実践から内省への自己プログラム入門
ライブ定員:100名
(対面会場:第4会場 (3号館4F3405))
プログラム
講師:佐々木 淳 (大阪大学)
セラピスト自身の問題に対して認知行動療法の技法を自ら使用し(self-practice: SP)、その体験を内省する(self-reflection: SR)ことが、技法やモデルの理解を更に促し、技法を柔軟に使用できるようになっていくことが明らかになっています。この「実践から内省への自己プログラム」(SP/SR; Bennett-Levy et al., 2015)は、認知行動療法の多彩な技法を用いて、セラピストとしての新しいあり方を求めてゆくトレーニング方法です。
本チュートリアルは、認知行動療法の学習モデルをふまえた上で、実践から内省への自己プログラムを行うことがどのようなメリットにつながるのかを紹介します。また、アセスメントの重要技法であるフォーミュレーションに自らの強み(strength)を組み込むことで何が得られるのか、参加者各自で一緒に実践し、そのプロセスを内省します。内省の共有によって内省がさらに深まることが期待されます。このプログラムは心理職や臨床心理学の院生を対象としていますが、認知行動療法に触れてみたい方、ご自分を別の方向からながめてみたい方も参加していただいて結構です。
※対面参加の方は,サテライト会場ではなく,メイン会場からの参加を推奨します。
[TWS-002] アフターコロナ社会に活かすマインドフルネス実践法
日時:2022年9月9日(金) 10:00 〜 12:00ライブ定員:500名
(対面会場:第3会場 (3号館3F3305))
プログラム
講師:伊藤 義徳 (人間環境大学総合心理学部)
マインドフルネスは近年ブームとなっている。マインドフルネスを紹介する本,アプリ,動画なども多数発表されており,いつでも手軽にそれらを手に入れることが出来る。しかし,それらは玉石混淆の感がある。あまりに多すぎて,何がマインドフルネスなのか分からなくなるほどである。本ワークショップでは,マインドフルネスに対して心理学的にアプローチしたい人のために,何がマインドフルネスの中核的な要素なのか紹介することを目的とする。マインドフルネスとは,「今ここの経験に,評価や判断を加えることなく,意図的に注意を向けることで得られる気づき(Kabat-Zinn, 2003)」という定義で紹介されることが多いが,ここでいう「気づき」とはどのようなことなのか。気づいてさえいればマインドフルネスなのか。他になにが必要なのか。マインドフルネスの中核を押さえることで,実践も研究も,より自信を持って進めることが出来るようになるだろう。マインドフルネスにむかってこれから一歩踏み出す人の,ささやかな餞となれば幸いである。また今回は、アフターコロナ社会にマインドフルネスがいかに必要か、原始仏教に基づく理論的な説明も加えたい。