資源・素材2023(松山)

講演情報(2023年8月10日付 確定版)

企画講演

【企画講演】鉱業史[9/14(木) PM 第8会場]

2023年9月14日(木) 13:00 〜 16:50 [第8会場] 2F EL24(共通講義棟C)

司会者:中西 哲也(九州大学総合研究博物館)、久間 英樹(九州大学総合研究博物館)

13:25 〜 13:50

[3801-08-02] 多田銀銅山瓢箪𨫤北方の採鉱跡

○青木 美香1 (1. 日本鉱業史研究会)

司会者:中西 哲也(九州大学総合研究博物館)

キーワード:多田銀銅山、瓢箪𨫤

多田銀銅山は兵庫県、大阪府東西約 12 ㎞、南北約 10 ㎞に広がる銀銅鉱脈群を採掘した鉱山の総称である。鉱山は、奇妙山神教間歩での奈良時代(西暦700年代)の大仏献銅伝承に始まり、平安時代末期(西暦1000年代)には能勢採銅所が設置された。戦国時代(1500年代後半)に銀山として開発され、豊臣秀吉による鉱山管理が行われ、1600年代以降は江戸幕府の直轄地として銀銅生産が行われた。1973年の日本鉱業(株)多田鉱業所の閉山に至るまで 1000 年以上の鉱山の歴史がある。これまで、兵庫県猪名川町、川西市で採鉱遺跡の調査が進められており、多田銀銅山における採鉱遺構の変遷の実態が明らかになりつつある。
 なかでも銀山地区瓢箪𨫤は1500年代後半の豊臣秀吉管理下の採鉱から1973年日本鉱業(株)による多田鉱山の閉山に至るまで断続的に銀銅の採鉱が行われてきた。瓢箪𨫤南方にある瓢箪間歩周辺は地表採鉱、地下採鉱跡の調査が進められてきた。その一方、北方については、千石間歩群地下で日本鉱業(株)の採鉱図、閉山後に作成された玄能間歩群の略測の側面図があるが採鉱跡の実態については不明であった。本報告では、瓢箪𨫤北方の採鉱跡と採鉱対象について考察を行う。

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