[DP5] 2.5D・加飾プリンティング オーガナイズドセッション3

[DP5-01] コンピュテーショナルファブリケーションによる半透明度の再現

*高谷 剛志¹、田中 賢一郎¹、久保 尋之¹、舩冨 卓哉¹、向川 康博¹ (1. 奈良先端科学技術大学院大学)

3DプリンタやUVプリンタなどを利用することで，様々な形状および色を持つ物体の作製が可能になってきている．しかし，視覚的質感に着目した技術はまだ少ない．本研究では，視覚的質感の一つである半透明度に着目し，その計測と再現のための手法を紹介する．一般的なUVプリンタの利用法では，白色インクを印刷することで基盤材質の半透明度を除去するが，本手法では基盤材質とインク層の半透明度の両方を活用することによって所望の半透明度を再現する．少ない計測とクベルカの層モデルによって，材質・インク・半透明度の関係のルックアップテーブルを構築し，計測対象に対する最適な組み合わせを探索することで，半透明度を再現する．