[DP7] 2.5D・加飾プリンティング オーガナイズドセッション1

[DP7-01] オンデマンド溶融熱転写プリンタによる触感・加飾印刷

*鈴木 健太¹、渡辺 将仁¹、小林 浩¹、大石 雄輝¹、寺尾 博年¹、佐藤 広志¹、山本 孝一¹ (1. アルプスアルパイン株式会社)

オンデマンド熱転写プリンタによる、木目や金属調ヘアラインといった、外観だけではなく触感まで再現する印刷技術を紹介する。薄膜インクを高精度で多層積層することにより、リアルな凸凹を再現している。溶融熱転写インクリボンは最初からドライ状態なインクであり、バインダーを熱で軟化させ転写していくため、積層印刷することで凹凸表現が可能となっている。また、3次元表面成型技術を用いることで、曲面への加飾と同時に触感付与も可能となる。更に黒のパターンニング印刷等と組み合わせることで、本物素材では難しいステルス印刷(照光隠し印刷)もプリンタ1プロセスの中で容易に行うことができる。これらを実現する構成例を紹介する。