Imaging Conference JAPAN 2019

講演情報

一般セッション(口頭講演)

Imaging Conference JAPAN 2019 » シミュレーション

[IJ4.1] インクジェット(4.1) シミュレーション(1)

2019年7月3日(水) 14:25 〜 15:15 大ホール (けやき会館 一階)

座長:酒井 真理(山形大学)、加川 哲哉(コニカミノルタ株式会社)

14:25 〜 14:55

[IJ4.1-01 (招待講演:Invited)] インクジェット法における固体膜形状予測のための数値シミュレーション

*深井 潤1 (1. 九州大学)

乾燥過程における溶液滴内部の流動,熱・物質移動を解析する有限要素プログラムを開発した.本プログラムの特徴は,平板の塗れ性および自由表面の変形を精度良く考慮できることである.本計算では,濃度差マランゴニ対流を考慮するために,表面張力の溶質濃度依存性を考慮している.液滴の後退過程の解析によって,以下のことを明らかにした.まず,マランゴニ対流に起因する剪断応力がメニスカスの曲率を増加させ,それが球冠形状の自由表面を歪める.その歪みによって外向き流れが発生し,溶質を液滴外周へ輸送する.以上,形成する固体膜の形状は,マランゴニ対流による自由界面の変形に密接に関連することを示した.

抄録パスワード認証
抄録の閲覧にはパスワードが必要です。パスワードを入力して認証してください。

パスワード