[INP] インタラクティブセッション ショートプレゼンテーション

[INP-16i] 微細銀グリッド透明電極上でのポリ（3,4-エチレンジオキシチオフェン）のエレクトロクロミック特性評価

*川縁 美由樹¹、岡部 綾華¹、橋本 夏樹²、大沢 正人²、常安 翔太¹、佐藤 利文¹ (1. 東京工芸大学、2. 株式会社アルバック)

エレクトロクロミズムとは、電気化学的な酸化還元反応によって可逆的に色変化を引き起こす現象であり、ディスプレイや調光素子への展開が期待されている。これまで我々は、ITO電極を用いたエレクトロクロミックデバイスにおける新規解析手法の提案や高機能化について報告してきた。本研究では、グラビアオフセット印刷法により形成した微細銀グリッド電極上に、導電性高分子であるPEDOT:PSSをスクリーン印刷法によって積層した透明電極を作製し、電気化学特性および発消色特性の評価を行った。その結果、微細銀グリッド透明電極上においてPEDOT:PSSの可逆なエレクトロクロミック反応が発現可能であることが明らかとなった。