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[P1-003] 漢字の書きが困難な児の視覚認知能力および運動覚性記憶
キーワード:書字障害、運動覚性記憶、構成方略
これまで、読み書きが難しい児に対して音韻情報処理と視覚情報処理に関する評価を行なうことが必要とされてきた。それに加えて、書きに関しては運動覚の評価も必要と考えられる。今回は漢字の書きが困難な1事例に対して視覚認知課題とともに運動覚性記憶の評価を実施し書きの困難さの背景を検討した。その結果、どの程度ひとまとまりに描いたかの評価であるReyの図OSSと文字の中のまとまりを見つける課題が不良であったため、まとまりの認識が薄く、構成方略の問題をもっている可能性があった。運動覚性音読は平仮名,片仮名ともに不良であった。運動覚刺激から運動覚性記憶への変換か運動覚性記憶の形成が不十分であることが考えられた。
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