[P3] ポスター発表3

[P3-032] 聴覚・発声訓練による聞く力向上

フォーブレイン®を使用した発声トレーニング前後の比較

〇二村 典子^1,2 (1. みみいくトマティス聴覚トレーニング、2. カリフォルニア臨床心理大学院日本校)

キーワード：聞く力、聴覚トレーニング、聴覚情報処理障害(APD)

聞く力に問題が感じられる20人の子どもたちに対し、フォーブレイン®︎(発声による聴覚トレーニング機材)を使用し発声・発音することで聞く力が向上するという先行研究を検証した。効果の測定は、前後の聴覚状態と、アンケート(本人と保護者)により調査した。一ヶ月のトレーニング後、聴覚の改善と、親評価による聞く力・話す力・集中力・コミュニケーションの向上、本人評価による聞く力・話す力・考える力・集中力の向上が見られた。先行研究同様、フォーブレイン®︎による発声トレーニングは、聞く力の弱い子供たちの聴覚・コミュニケーション・聴覚情報処理・集中力・意欲を改善し、より多くの子どもたちに効果が見込めると思われる。