[P3] ポスター発表3

[P3-034] 自閉スペクトラム症児の筆記具の持ち方と運筆操作の介入経過

Office Sunny社 マス目ボコボコシートを用いて

〇戸塚 香代子¹、加藤 実帆子¹、中村 志保¹、小澤 依里² (1. 社会福祉法人同愛会　川崎市中央療育センター、2. 社会福祉法人同愛会　川崎市北部地域療育センター)

キーワード：自閉スペクトラム症、運筆、作業療法

今回我々は発達障害児の運筆学習支援のために開発されたOffice Sunny社のマス目ボコボコシートを用いて，自閉スペクトラム症の運筆支援を行った．介入初期段階では，手指回内にぎりであったが，半年後には静的3指握りが可能となった．また“止まれず流れるような運筆線”はなくなり，運筆の始点と終点において“止まる”ことができるようになった．道具の操作の学習支援は，発達段階を考慮した道具の導入が有効であると推察する．