[P8] ポスター発表8

[P8-092] 応用行動分析を用いた校内委員会の検討方法の違いによる児童の行動変化と教員の意識の比較

〇土居 隆¹ (1. 堺市立新浅香山小学校)

キーワード：応用行動分析、校内委員会、教員の多忙化

応用行動分析を用いた校内委員会において，全教員で検討を行った場合（全教員検討）と，低・中・高学年グループに分かれて検討を行った場合（Ｇ毎検討）における，児童の行動変化と教師の意識について比較した。
全教員検討・Ｇ毎検討ともに児童の行動は顕著に改善し，事後アンケートでも好意的な評価が得られた。アンケート結果から，全教員検討は研修的意義が高く，Ｇ毎検討は実践につなげやすいと考えられる。今後は行動記録における教員の負担感の軽減をめざすとともに，校内委員会で応用行動分析を用いる際には，最初は全教員検討で応用行動分析の理解を深め，その後Ｇ毎検討に移行し，個々の実践につなげることが望ましいと考えられる。