[P14] 支援体制（校内・地域等）の構築

[P14-07] 川崎市における通級指導教室センター的機能専任教諭による派遣事業の調査・基礎研究

- 通級指導教室と在籍校が連携した1次支援の充実 -

〇伊藤 琢也¹、清水 寿紹² (1. 川崎市教育委員会、2. 川崎市総合教育センター（特別支援教育センター）)

キーワード：通級指導教室センター的機能、在籍校との連携、１次支援の充実

川崎市では、通級指導教室と在籍校での支援を連続性のあるものにする必要があることから、平成29年度から通級指導教室にセンター的機能専任教諭（以下、専任教諭）を配置する派遣事業を進めてきた。本研究では、その役割や今後の在り方について検討することを目的とし、教育委員会が実施するアンケート及び在籍校が記載する活用報告書のデータ等から、事業の効果検証を実施した。その結果、「１次支援の充実」「通級による効果的な指導」「コーディネーターの資質向上」において一定の効果がみられた。一方、多忙化する学校現場において、短時間で効果的な連携の観点から、マネージメント能力の育成等の課題が示唆された。