[P7-06] グラウンデッド・セオリー・アプローチによるアンガーマネージメントDプログラムの効果に関する現象モデルの生成
Keywords:アンガーマネージメント、グラウンデッド・セオリー・アプローチ、ASD
本研究は,攻撃性の高いASDの生徒1名を対象にアンガーマネージメントDプログラムを実施し,GTAによる本人,保護者,教員らの面接データの分析を通して,Dプログラムの効果に関する現象モデルを生成することを目的とした。その結果,攻撃性の背景には抑圧されたアンガー,気持ちを言語化する能力の低さ,居場所感の無さなどが示された。また,【自己理解の深まり】という現象のカテゴリーが抽出され,Dプログラムの第1~4課程においてこのカテゴリーを経由することで,他者への相談行為や他者理解の深まりが促され,向社会的行動が獲得されていくプロセスが確認された。
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