第76回日本細胞生物学会大会

セッション情報

シンポジウム

[1S-Cm] [JSTムーンショット]「がん自然史」を制御する生体内ネットワーク

2024年7月17日(水) 09:00 〜 11:30 C会場 (2F 中会議室201)

オーガナイザー:大澤 志津江(名古屋大学)、瀬海 美穂(京都大学)

がんの発生・進展は、多段階的な突然変異の蓄積に加えて、がん原性細胞を取り巻く周囲の細胞・環境との相互作用により制御されることが近年明らかとなり、その仕組みの理解は、難治性がん克服に向けた喫緊の課題である。本シンポジウムでは、未病(がん発症前)から悪性化に至るまでの「がん自然史」に寄与する細胞間相互作用や代謝を初めとした全身性のシグナルに関する最新の知見を紹介し、生体内ネットワークを介したがん制御の原理について議論したい。