THE 70th ANNUAL CONFERENCE OF JSSD

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Organized session

[OS] オーガナイズドセッション3「みんなで東京湾葛西沖を学び・考える」

Sun. Jun 25, 2023 3:00 PM - 5:00 PM Room 07 (Main Building 4F Room 2401)

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3:00 PM - 5:00 PM

[370-1500-1add] Organized session 3

オーガナイザー:佐々木 美貴
  日本デザイン学会環境デザイン部会主査
  江戸川区子ども未来館、愛知県立芸術大学

パネリスト:風呂田 利夫
  東邦大学理学部生物学科 名誉教授

パネリスト:上山 肇
  法政大学大学院 政策創造研究科教授
  建築学会 親水とSDGs小委員会委員長

パネリスト:高木 嘉雄
  江戸川区子ども未来館企画調整員

パネリスト:柿澤 佳昭
  江戸川区環境部気候変動地域連携課長

【概要】

東京湾奥・葛西沖三枚洲がラムサール条約湿地として登録を達成し、 2023年10月に5周年を迎える。
今回のオーガナイズドセッションでは、葛西沖の保全計画、登録までの経緯や東京湾の自然環境の現状を振り返り、干潟の役割や都市の水辺景観について考察する。
さらに自然との共存やワイズユース(賢明な利用)のあり方について意見を交換し、都市の環境デザインに役立てる。

【内容】
葛西海浜公園は多くの人々の叡智と努力の結果かつての自然環境を一定程度復元できた好事例と言われる。その成果がラムサール条約湿地への登録実現であった。
このオーガナイズドセッションを主宰する環境デザイン部会が指向しているのは「つなぐ」ことでもあるので、先人の努力を横に繋ぎ、さらに都市の中の豊かな自然を未来に「つなぐ」環境デザインを共に考えたい。

セッションでは 

登録地と周辺の現状、保全計画、干潟の生態系等を概観し、
現地江戸川区の親水公園や緑道網と海浜部を繋ぐ水とみどりのネットワークの思想に迫り、
次世代を生きる子どもたちの学びのフィールドとしての水辺や干潟の役割を報告する。
こうした具体事例を受けて「持続可能な開発」(SDGs)を前提とした自然共生とまちづくりの提案を会場の参加者と作り上げていく。


【関連イベント】
エクスカーション「東京湾奥の葛西海浜公園に船で出かけよう」
(共催:葛西海浜公園パートナーズ)

【パネリスト】
〇風呂田利夫氏
理学博士(九州大学)
東邦大学理学部生命圏環境科学科教授退定年任後、現在東邦大学名誉教授
東京湾を中心に海洋生物とくにベントスの生態学的研究とともに、東京湾生態系の再生と生態系サービス活用に向けた社会活動を行っている。

〇上山肇氏
法政大学大学院 政策創造研究科 教授、博士(工学)、博士(政策学)、一級建築士
専門:都市政策、まちづくり
外部委員:狛江市かわまちづくり計画策定協議会委員長、日本建築学会親水とSDGs小委員会主査等

〇高木嘉雄氏
江戸川区子ども未来館企画調整員
自然動物園などの勤務を経て子ども未来館の開館に携わり現在に至る。
環境カウンセラーや自然解説指導員として子どもの野外活動に関わる機会も多い。

〇柿澤佳昭氏
江戸川区環境部気候変動地域連携課長
1993年建設総合コンサルタント会社勤務(環境アセスメント業務)を経て江戸川区役所入区(土木技術職)。2012年4月新設された危機管理室防災危機管理課長や区画整理課長などを歴任し、2023年4月、環境部に拡張新設された気候変動地域連携課課長に就任。脱炭素社会実現に向け区民や事業者への啓発から行動変容へとつなげていく。

司会
〇佐々木美貴
江戸川区子ども未来館 JSSDED部会主査 愛知県立芸術大学非常勤講師
橋梁デザインの事務所を経て環境デザイナーとして独立。JH長崎日見夢大橋等をデザイン。子ども未来館では、西なぎさでのイベントや活動を企画実施。

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