日本薬学会第144年会(横浜)

セッション情報

一般シンポジウム

[S45] ★毒性終末糖化産物 (Toxic AGEs, TAGE) と健康

2024年3月30日(土) 15:30 〜 17:30 [302会場] 会議センター 302 (3F)

オーガナイザー:竹内 正義(金沢医科大総合医学研)、郡山 恵樹(鈴鹿医療大院薬)

近年、終末糖化産物 (advanced glycation end-products, AGEs) は、生活習慣病の発症・進展に関与する要因の一つと考えられている。従って、AGEsの影響を抑えることが、生活習慣病の発症・進展の予防及び治療につながると期待されるが、体内では色々な経路から様々なAGEsが生成されている。最近、ブドウ糖及び果糖の代謝中間体である三炭糖のglyceraldehyde (GA) に由来するGA-AGEsが、様々な細胞に障害を及ぼして生活習慣病の発症・進展に関連していることが明らかになり、Toxic AGEs (TAGE) という概念が提唱されている。一方、各種細胞障害に伴う血中TAGE量の上昇は、生活習慣病の予防や早期診断、治療の有効性を評価する新規バイオマーカーになり得ることが示されている。すなわち、血中TAGE量の把握により将来的な病気の発症・進展予測が早期に可能となり、生活習慣病の予防及び健康寿命の延伸に貢献できることが期待される。
本シンポジウムでは、ヒトの健康における「新規ターゲットTAGE」の研究概要について紹介する。

(参考文献:Diabetol. Metab. Syndr. 2020, 12: 105; Biomolecules 2021, 11: 387; Cells 2022, 11: 2178; Antioxidants 2023, 12: 748; 金医大誌 2023, 48: 1 & 12)

オーガナイザー挨拶、趣旨説明:竹内 正義(金沢医大総合医学研) (15:30 〜 15:32)

総括:郡山 恵樹(鈴鹿医療大院薬) (17:20 〜 17:30)

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