オーガナイザー挨拶:池田 真由美(和歌山県医大薬) (1:15 PM - 1:20 PM)
Session information
Symposium
[S59] The Future of DDS Research Led by Young Researchers
Sun. Mar 31, 2024 1:15 PM - 3:15 PM [Room 301] Conference Center 301 (3F)
Organizer: Kohei Yamada (Lab. of Biopharm., Univ. of Shizuoka), Mayumi Ikeda (Sch. Pharm., Wakayama Med. Univ.)
薬理効果を高めて副作用を抑えるための効率的な薬物送達を目指すDrug Delivery System (DDS)は、その概念が初めて提唱されてから50年以上が経過しており、DDS製剤はすでに医療現場でも使われている。特に新型コロナウイルス感染症に対するワクチン開発ではDDS技術として脂質ナノ粒子が採用され、DDSの存在は益々身近なものとなった。低分子医薬や核酸医薬、ペプチド・タンパク性医薬、細胞医薬など、種々のモダリティが開発されている昨今、DDSにも医薬品候補の多様性に対する適応力が求められている。DDSには①吸収改善、②放出制御、③ターゲティングの3つの柱があり、これらを達成する方法は多岐に及ぶ。本シンポジウムでは、モダリティの特性に応じて巧みに設計されたキャリアを用いて臨床課題の解決を試みる、5 名の若手研究者の挑戦的な研究を紹介する。周辺環境への応答性を活用したターゲティングや、機能性高分子を用いたマイクロカプセル化により達成される放出制御、タンパク質やポリマーとの結合による血中で不安定な有効成分の滞留性向上、固体分散体技術による粘膜吸収改善など独創的なアプローチによりDDSの3つの基幹のうち1つまたは複数を達成した事例について、キャリアがそれぞれ異なる多様な演者とオーディエンスで多角的な議論を行いながらDDSの「夢ある未来」を描く。
1:20 PM - 1:40 PM
○Mayumi Ikeda1 (1. Sch. Pharm., Wakayama Med. Univ.)
1:40 PM - 2:00 PM
○Susumu Suwabe1, Koki Ogawa1, Tatsuaki Tagami1, Tetsuya Ozeki1 (1. Grad. Sch. Pharm. Sci., Nagoya City Univ.)
2:00 PM - 2:20 PM
○Naoyuki Murata1 (1. Takeda Pharmaceutical Company Limited, Pharmaceutical Sciences, Drug Product Development)
2:20 PM - 2:40 PM
○Sota Yamada1, Kenjiro Hanaoka1 (1. Grad. Sch. Pharm. Sci., Keio univ.)
2:40 PM - 3:00 PM
○Kohei Yamada1, Shunsuke Sei2, Masaki Ookawara2, Hideyuki Sato1, Satomi Onoue1 (1. Lab. of Biopharmacy, Univ. of Shizuoka, 2. Sunsho Pharmaceutical Co., Ltd.)
全体討論・総括:山田 幸平(静岡県大薬) (3:00 PM - 3:15 PM)