[P7-03] 年長児のひらがな読み習得と読みにかかわる認知機能の発達
─進級直後と就学直前との比較から─
キーワード:年長児、ひらがな、認知機能
一般的に、就学を意識した年長児の文字習得は進むとされる。本研究では、ひらがなの読み習得と読みに関わる認知機能である、音韻意識、視覚認知、自動化について、進級直後と就学直前に調査し、成績の変化について明らかにした。就学直前の年長児は71文字をほぼ習得し、拗音と長音の習得が進んでいた。しかし、特殊音節の読字数はU字型を示して二極化していた。認知機能の課題も全て成績は向上し、特に視覚課題成績の促進は図形と素地の向上が関連すると推測された。しかし、71文字の読字数が増えない年長児も一定数含まれることから、これら幼児の読みにかかわる認知機能について詳細に分析し、検討する必要がある。
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