一般社団法人日本LD学会第31回大会(京都)

Kyotoおこしやす通信

Kyotoおこしやす通信 No.10
大会企画シンポジウムの見どころについて④
「発達障害学生の高等教育機関におけるキャリア支援の模索-生活と就労のイメージを描くために―」


2022/10/7

【企画趣旨】発達障害のある青年たちが大学に進学すると、周囲の大人はホッと一安心することが多いのではないでしょうか。企画者自身、主治医として支援する子どもたちが無事に大学に合格すると、ご本人ご家族と喜びを共にし、そのような気持ちになっていました。しかし、周囲の一安心はそれまでの支援の緩みを意味し、結果として生活や就労の準備が立ちいかなくなることが少なくありません。そこで、京都において教育・就労・行政の分野で、学生が「社会で生活する・社会で働く」を安心して経験できる移行支援の取組みを行う方々に、ご登壇いただきます。
 
【話題提供者・指定討論者】教育の分野は、京都大学学生総合支援機構の村田淳先生に、総合的な視点でアプローチする「社会移行支援」の重要性とそれを実現する「DEARセッション」など多様なプログラムを。就労移行支援の分野は、(株)エンカレッジの窪貴志氏に、オンデマンド式で仕事の疑似体験ができる「オンラインしごと体験」を活用した支援について。行政からは、京都府商工労働観光部の浅山淑子氏に、京都ジョブパークの「より添い支援付きインターンシップ」の5年間の実績と課題について。それぞれご紹介いただきます。  
最後に、指定討論者は、この分野で長年ご研究をされている早稲田大学梅永雄二先生です。どのようなご質問やご意見がいただけるか、私たちも緊張して当日を迎えます。皆さまの日ごろのお取組みを勇気づけ、次の一手のヒントになるシンポジウムと自負しております。どうぞご参加ください!
 
Kyotoおこしやす通信 No.9
大会企画シンポジウムの見どころについて③
「well-beingの視点から見た教育・医療・福祉のこれから」

2022/9/30

well-being は「well よい」「being (状態)である」という意味を基に、個人の主観および社会全体で共有される概念です。well-being の視点で個人への支援を考えてみると、教育・医療・福祉の連携が必要であることは明らかです。
これら3つのフィールドは、個人へアプローチする期間、観点、手法がそれぞれ異なります。学校などの教育現場は、支援を受ける人にとって1日の生活のうち多くの時間を占める場所であり、その大部分を学習活動に費やします。一方、医療現場では医療行為を通して個人と関わります。1回の診療時間は短いものですが、長期的な支援に繋げることが可能です。福祉の現場では、社会との関わりに観点を置いて個人の生活を支えています。このように同じ「支援」という言葉であっても、アプローチはフィールドによって異なり、その差異が個人の well-being の実現に大きく作用していると考えられます。
本シンポジウムでは教育・医療・福祉それぞれの場で活躍されている先生方をお招きして、その実践とそこから考える「連携」について話題提供していただきます。
誰もが必要と感じているのに、いつも課題として挙げられる「連携」について今一度、一緒に考えてみませんか?
 
●いつ考えるの?
令和4年10月30日(日)11:50~13:50
※事後オンデマンド配信あり
 
●どこで考えるの?
日本LD学会第31回大会(京都)大会企画シンポジウム
会場:第1会場メインホール
 
●どんなテーマで考えるの?
「well-beingの視点から見た教育・医療・福祉のこれから」
 
●話題提供の先生方と内容の概要をご紹介します。
(1)「医療の視点からの地域連携」
船曳康子 先生(京都大学)
 船曳先生には医療の立場から「連携」について話題提供していただきます。先生は医療において個別支援、大学では学生の指導、学生相談を運営されています。医療における支援の特徴とはどのようなものなのでしょうか。また、「連携」といっても、医療フィールド内での連携とフィールドを越えた連携に違いはあるのでしょうか。医療、現場連携のために開発したMSPA(発達障害の要支援度評価尺度)についてもお話しいただきます。
 
(2)「医療・福祉との連携を探る~公立小学校現場から~」
 田端順子 先生(亀岡市立大井小学校)
 田端先生からは公立小学校現場で感じる肌感覚を含めた話題提供をしていただきます。「連携」が大切なことは認知されているにも関わらず、なかなか効果的な支援に繋がらない要因は何なのでしょうか。学校外の関係機関につなげることが困難なケースに対して、私たちに何ができるのでしょうか。これまでの実践を振り返りながら「連携」の本質を考えていきます。
 
(3)「福祉分野における発達支援の質の向上に向けた取組」
 竹島克典 先生(武庫川女子大学)
 竹島先生は長く福祉のフィールドで実践を積み重ねてこられました。話題提供では、支援者の専門性を高め、支援を改善するための枠組みであるTIPS(チーム主導型問題解決)モデルを基盤とした支援システムの有効性についての報告や、子どもたちの毎日の生活の中に支援の効果が現れるための事業所と学校や家庭等との連携の在り方やその課題についてお話しいただきます。
 
 
 以上のように、教育・医療・福祉の各領域の実践者が「連携」という1つのテーマについて討論していきます。指定討論者は 花熊曉 先生(関西国際大学)、「連携」というテーマに鋭い切り口で迫っていただきます。みなさまの多数のご来場をお待ちしております。
 
Kyotoおこしやす通信 No.8
大会企画シンポジウムの見どころについて②
2022/9/23

トゥレット症(Tourette Syndrome)は、チック症状を特徴とした発達障害のひとつとされます。トゥレット症の発生頻度は、DSM-5(アメリカ精神医学会,2013)によれば子どもの1,000人に3~8人ですが、一過性のチック症状を含めると、ICD-10(WHO,2013)では子ども5~10人に1人がチック症を体験するとされています。
一般的にチック症状自体に対しての認知度は高いのですが、チック症の中で重症とされるトゥレット症への認識は十分に広がっていないのが実状です。本シンポジウムでは、勇気ある若者がトゥレット症の当事者として登壇いたします。そして我が子の成長・生活を支えてきた保護者の方と共に、これまでの思いとこれからの願いについて話題提供いたします。医療面から最新の対応についての話題提供と併せて、皆様とトゥレット症の理解を通し、Well-Being(ウェルビーイング)について考える機会にしたいです。
 
●日 時
令和4年10月30日(日)9:30~11:30 
※事後オンデマンド配信あり
 
●場 所
日本LD学会第31回大会(京都)大会企画シンポジウム
会場:国立京都国際会館 RoomA(第2会場)
 
●テーマ
「トゥレット症の理解に向けて」
 
●主な内容
トゥレット症の一般的な症状の経過は,就学期以前に発症し,軽快や憎悪を繰り返しながら10歳から15歳前後で症状のピークを迎えるとされています。学校生活においては,教師や周囲の人々の理解や受容的態度が求められています。本シンポジウムでは、医療の立場、また当事者及び保護者の立場からの話題提供を通して、その理解・支援のあり方について考えていきたいと思います。
 
●話題提供して下さる皆様の主な内容です。
○「医療の立場から」京都大学医学部附属病院(医師)上床 輝久 さん
 トゥレット症における医療面接や検査等を通じた診断、精神療法や心理療法、薬物療法を用いた治療、修学および就労、生活における支援の実際について、神経発達症をはじめとした児童精神医学の文脈を含めて紹介していただくと共に、それらの課題に対して、医療の立場からどのようなかかわり方が望まれるかという点について示していただきます。
 
○「保護者の立場から」酒井 富志也 さん
 障害があってもそれぞれの段階でやるべき成長するための基本的な課題を確実に達成していく事、そのために出来る環境調整を最大限行う事、それを出来る限り周りに伝える事など。社会との関わりを求め続けてきた姿勢と、それにより達し得たと感じていること、今後自立に向けて大切にしたいことについて保護者の立場からメッセージをいただきます。
 
○「当事者の立場から」酒井 隆成 さん
小学校3年生の頃にトゥレット症候群と診断され、現在でも音声チックや運動チックがひどく薬による治療を続けています。診断を受けてから、小学校、中学校、高等学校、そして大学を卒業したこれまでに経験してきたこと、そしてこれから未来へ向けての思いについてお話しいただきます。
 
●このシンポジウムでの話し合いを深掘りしたい人
京都教育大学 教授 相澤雅文
トゥレット協会の理事をおこなっていたことがあります。多くの当事者の方ともお会いしています。トゥレット症の方のWell-Being(ウェルビーイング)を育むための理解を広げたいと考えています。
 
沢山の皆様のご来場・ご視聴を期待しております。


 
Kyotoおこしやす通信 臨時増刊号 第2号
2022/9/14

皆さん、こんにちは。
日本LD学会第31回大会(京都)では新型コロナウイルス感染症対策もあり、当日受付は行いません。参加手続きをされていない方は、事前参加手続きを行なって参加してくださいますよう、よろしくお願いします。
また、本大会の各プログラムの会場での参加は、予約制となります。事前参加申込をされた方を対象に、後日、プログラムに参加するための予約受付を行います(10月上旬開始予定)。プログラム予約をいただいていない方は、対面でのシンポジウムにご参加いただくことが出来ませんので、ご注意ください。※事前参加予約している方は、プログラム予約をしていなくてもポスター発表会場にお越しいただくことは可能です。
 
■事前参加申込について
当日参加受付の中止が決定したため、事前参加申込と諸費用の納入期限を以下の通り再延長いたします。
参加申込期間:
2022年4月1日(金)~8月31日(水) → 10月2日(日) 再延長
諸費用の納入期限:
2022年9月9日(金) → 10月2日(日) 再延長
※延長前にコンビニ支払にて申込された方の場合、納入期限は延長されません。
 
本日の臨時増刊号は、学会及び委員会企画シンポジウムのご案内です。簡単にしかご紹介できませんので、詳細についてはプログラムがアップされるのを、楽しみにしてお待ちください。
 
●学会企画シンポジウムです。
発達障害教育のための国内外の専門家養成の現状を踏まえて、専門性について議論することシンポジウムとなる予定です。
●研究委員会企画シンポジウムです。
アセスメントをテーマとしたシンポジウムになります。発達障害の指導・支援のために、どのようなアセスメントが求められるのかなど、多様な視点から議論される予定です。どちらも興味深いシンポジウムです。
●国際委員会企画は講演になります。
Dr. Loui Lord Nelsonをお招きし、学びのユニバーサルデザイン(UDL)についてご講演いただく予定です。講演後にラウンドテーブルも予定されていて、とても楽しみな企画となります。
●LD-SKAIP委員会です。
LD-SKAIP委員会からはシンポジウムの他にプロモーション動画の配信が企画されています。シンポジウムだけでなく、当日会場で、またオンデマンドで動画配信にてLD-SKAIPをご体験ください。
 
今後Kyotoおこしやす通信では、大会企画シンポジウムの見どころなどを紹介していきます。お楽しみに。
 
Kyotoおこしやす通信 No.6
大会企画シンポジウムの見どころについて①
2022/9/9

特別支援教育が始まって15年の月日が経ちました
 
-学校園、教育行政等できちんと日々の特別支援教育の手入れはできていますか?-
 
平成19年、「教育的ニーズ」「支援」「個別の指導計画」「個別の教育支援計画」・・・いろいろと取組がはじまりました。「特別支援教育」にとまどいつつも目の前の子どものことに一生懸命取り組んでこられた先生方も退職されたり、中堅に教員で活躍されていたり、どんどん人が変わっていきます。
どんどん人が変わっても実践が科学され、個々の支援の実践が積み重なり継承されていくことを期待し、支援を継続していく装置としての「個別の指導計画」「個別の教育支援計画」の充実を目指して日々取組が行われてきました。
今回、「今までの特別支援教育」を振り返り、「現在の特別支援教育」を点検することで、「これからの持続可能な特別支援教育」が充実・発展していくためには何が大切なのか・・・考えていきます。
 
●いつ考えるの?
令和4年10月29日(土)
 
●どこで考えるの?
日本LD学会第31回大会(京都)大会企画シンポジウム
会場:国立京都国際会館 RoomA(第2会場)
 
●どんなテーマで考えるの?
「特別支援教育のこれから ~平成から令和への特別支援教育を考える」
 
●話しの内容はどういうこと?
⇒支援を可能にする学級作りや授業作り等においてその実践を支える組織的な取組や仕組みがうまく機能しているの?
⇒「特別支援教育の推進について」に示された校長の責務、担任教師、特別支援教育コーディネーターや教委等の役割は大丈夫、ちゃんとできてるの?
⇒中央教育審議会(報告)「令和の日本型学校教育」をよく読んで、今後の特別支援教育の可能性について考えましょう。
 
●一緒に考えるにあたり、話題提供して下さる方々です。要約を要約しました。
○「令和の日本型学校教育の取組と特別支援教育」
文部科学省特別支援教育課教科調査官 加藤典子 様
 中央教育審議会答申『「令和の日本型学校教育」の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現~』等を踏まえ、特別支援教育に携わる教師の専門性向上についての現状や課題、今後の方向性について示していただきます。
 
○「学校の組織的な支援を支える仕組み~教育行政から」
芽室町教育委員会教育推進課課長補佐 清末 有二 様
 子どもたちへ適切な支援の充実のために、先生方や学校園での組織的な取組を教育行政をはじめとする関係機関が支えていく仕組みをつくられました。条例とそれを実現する発達支援システムです。様々な仕掛けや仕組が組込まれています。どのような視点で組込まれているのか具体的な話が楽しみです。
 
○すべての子どもの可能性を伸ばすこれからの特別支援教育〜子どもの発達と個の理解〜
(株)小松教育コンサルティング  代表 小松晃子 様
長年学校教育や教育行政に携わり何を大切にしていくべきかを考えてこられました。その中で、困っている子どもや保護者と接する中で、子どもは適切な集団の中で社会に出るための学びをし、集団の中で育つと確信を持ちました。今一度子どもに携わる者は、子ども達がこれからの社会に自分らしく参画できるように、子どもの発達を理解し、自己肯定感を高められる学び方や、適切な集団作りについて議論したいと考えております。
 
○子どもの学びや教職員を支える環境
桃山学院教育大学 教授 松久眞実 様
特別支援教育推進における現場のニーズの変遷から考えます。初期は「校内における支援体制づくり」や「個別の指導計画」について、助言を求められた。現在は、支援の必要な子どもの実態把握に基づく、学級経営のあり方や授業改善、保護者への対応について適切な助言を求められることが少なくない。支援の必要な子どもが在籍する通常の学級を観察する際、重要なことは秩序のある居心地のよい学級づくりができているかをめぐり考えていきたい。
 
●誰がこのシンポジウムでの議論を熱くしてくれるのですか?
大阪体育大学 教授 藤井茂樹 様
普段から熱く語る先生ですので、どう熱くなっていくのかお楽しみです。
 
以上です。 
先生方の多数のご来場をお待ちしております。
 

Kyotoおこしやす通信 No.5
「おこしやす通信」秋の京都おすすめ第2弾
2022/9/5

秋の京都といえば、やはり紅葉です。
例年、11月中旬頃が見ごろなので
京都大会の時期は紅葉(もみじ)狩りには少し早いかもしれません。
それでも、年によっては10月下旬からシーズンに入るようなので、うまくいけば色づき始めを楽しめるかもしれませんね。
有名スポットは
八坂神社、東福寺、伏見稲荷大社、北野天満宮、京都御所、貴船神社、渡月橋あたりでしょうか。私の「推し」は東福寺です。京都駅からも近いので是非寄ってみてください。
こうやって文章で書いているだけでも、(まだ夏の終わりですが)景色が頭に浮かんできて・・・よろしおすなぁ。
インターネットで検索&写真を見て、「ここのこの景色!」というところを訪れてみてくださいね!
 
☆ 京都市内から少し離れた隠れスポット紹介
【光明寺】
法然上人が日本で最初に「南無阿弥陀仏」の念仏の産声を上げたのは、光明寺がある粟生野の地といわれています。JR東海の「そうだ京都、行こう。」キャンペーンで紹介され、京都屈指の紅葉の名所として知られています。
アクセス…阪急京都線「長岡天神」駅下車後、阪急バス22号系統で約10分、「旭が丘ホーム前」下車。
 JR京都線「長岡京」駅下車後、阪急バス「西出口」より20・22号系統で約20分、「旭が丘ホーム前」下車。
 
次回Kyotoおこしやす通信第6回は、大会企画シンポジウムの見どころ(特別支援教育のこれから~平成から令和への特別支援教育を考える〜)についてご案内します。お楽しみに!!
 

Kyotoおこしやす通信 No.4
「おこしやす通信」秋の京都おすすめ第1弾
2022/8/26

今年の夏は、コロナ禍で中止や縮小されていた祇園祭や五山の送り火などの行事が3年ぶりに行われました。朝晩の暑さは和らぎ、秋の気配を少しずつ感じています。学会の開催される10月は、勉学の秋のみならずグルメに美術館巡りにと、京都を味わい尽くすにもってこいの季節です。そこで中高年のあなたにムリなくこなせそうな、あまり密にならない2~3時間ぶらぶら歩きコースを、私の好みでご紹介します。スケジュールや体力に合わせて、散策をどうぞ。
 
【祇園コース】:地元の若者や大人が多めですが、京都らしい賑わいを感じるところです。南座やお茶屋があるので、俳優さんや舞妓・芸子さんに会えるかも。
 
◆スタート◆:四条河原町⇒四条通を東に向かってぶらぶら⇒四条大橋(恋人たちが等間隔で鴨川河川敷に座る光景が・・)⇒南座(会期中は大竹しのぶ主演「女の一生」やってます)⇒花見小路(石畳が素敵。舞妓さんや芸子さんに会えるかも)⇒漢字ミュージアム(昨年の漢字は「金」でした。清水寺の貫主による巨大な書が展示されている)⇒吉本祇園花月(老若男女、家族連れも多く気軽に楽しめる)⇒◆ゴール◆:八坂神社(平安京遷都794年より鎮座する古社。大晦日には‘おけら火’を縄に点し、消えないようくるくると回して持ち帰る)
 
<グルメ>
・茶香房 長竹-四条大橋の西側、先斗町を北にそぞろ歩きすると、日本茶&甘味処があります。とても小さなお店で、パフェが絶品です。
・レストラン菊水-南座の北側にある大正時代からの洋食屋。1階と2階でメニューが違います。1階は軽食、2階はコース料理。
 
 
【寺町コース】:北は紫明通りから南は五条通まで、ちょっと落ち着く南北の通り。街中だけど骨董品や古本屋などがある、人通りはさほど多くないコースです。
 
◆スタート◆:御所(事前申し込み不要・通年公開中。とにかく広い、お食事処もリニューアル)⇒蘆山寺(紫式部が源氏物語を執筆したといわれる)⇒梨木神社(秋は萩が美しい)⇒寺町通沿いに、古美術&骨董商やギャラリー、老舗がいくつもあります⇒京都市役所(大幅改築されました。京蒔絵のエレベーターがあるらしい)⇒寺町京極商店街(アーケードなので雨でも安心。若者向けの店のみならず、画廊・ギャラリー、古書店が多い)⇒◆ゴール◆:河原町通までつきあたり、電車・バスにのって帰路につきます。
 
<グルメ>
・村上開新堂-明治40年創業の洋菓子屋さん。中に入るとアンティークのガラスケースに並ぶ昔ながらの洋菓子に胸がキュンキュンします。奥には喫茶もあります。
・スマート珈琲店―昭和7年創業の軽食喫茶。コーヒーのみならず、ランチ、プリンなど手軽で美味しい。近隣のご老人たちもおひとり様ランチしにこられます。
・三嶋亭本店―高級!すき焼き屋さん。建屋だけでも一見の価値あり。
 
 
【小さな私立美術館たち】:大きな美術館で沢山の作品を観るもよし、小さな私立美術館も捨てがたく、いくつかご紹介します。
*可必館・京都現代美術館(八坂神社近く四条通に面した小さな美術館。魯山人の作品など常設展示されています)
*細見美術館(岡崎公園近く。琳派・伊藤若冲のコレクションがあり、学会中は「響きあうジャパニーズアート」開催中です)
*北村美術館(府立医科大学附属病院の北側、住宅街の中にひっそりと佇む。学会中は「秋季取合展『時雨降る』」開催中です)
 
皆さま、行ってみたいところはありましたか?実行委員一同、秋の京都でお待ちしております。
 
Kyotoおこしやす通信 No.3
「S.E.N.Sの会 各都道府県支部交流会」のご案内

2022/8/19


特別支援教育士資格認定協会 支部会支援委員会
 
コロナ感染拡大の中、全国のS.E.N.Sの会支部会での研修活動開催も難しい状況が広がりました。特別支援教育士資格認定協会では、withコロナの状況下でも支部会活動をみんなで応援しようと支部会支援委員会が発足しました。
日本LD学会 第31回大会(京都)では、下記により「全国各都道府県S.E.N.Sの会 支部会代表者交流会」を開催します。これまでに各府県代表にお届けした報告や講師紹介リストのご紹介、意見交流などを通して、各府県の元気を分かち合いたいと思います。
現地+Zoomでの開催を予定していますので、京都大会現地参加の方は会場で、Zoom申込の方は画面を通して、リアルタイムでお会いしましょう。
また、会場に来れない方もオンデマンドで講義やシンポジウムを視聴するとS.E.N.Sのポイントになる予定です。皆様、ぜひ京都大会にご参加ください。

Ⅰ.開催日時 : 10月29日(土)または30日(日)のどちらかで後日ご案内
Ⅱ.会場 : 京都国際会館 自主シンポジウムの部屋
  (プログラムでご確認ください。支部代表参加者には直接ご案内いたします)
Ⅲ.交流会の内容
  1. 支部会支援委員会のこれまでの取組と役割
  2. 支部会アンケートのまとめ報告及び成果と課題
  3. S.E.N.S-SV講師一覧と支部会研修での活用お勧め
    「支援する人を支援する」~研修会のお助けリスト~
    S.E.N.S支部会支援委員会では、研修会お助けリストとして「S.E.N.S-SV講師一覧」を作成し、閲覧できるようにしております。当日もご紹介しますのでご活用下さい。
  4. 各支部の交流
    他都道府県の活動や取組の様子、活躍の場紹介、困りごと相談、参加者による意見交流、等
  5. 「仲間を広げよう」あれこれ
  6. 支部会交流会の今後の予定  等
 
Ⅳ.参加方法 : 以下の流れでご参加ください。 まもなく支部会支援委員会より、S.E.N.Sの支部会代表連絡窓口アドレス宛に、お知らせの連絡メールを送信します。
⇒ 参加される支部代表者の方は、大会参加手続きを済ませたうえで、参加方法(現地 or Zoom)を必ず返信してください。また、代表者や窓口担当アドレスが変更となった支部はこの返信時にお知らせください。(9月末〆切)
⇒ Zoomで参加希望の支部宛にZoomのURLを送信します。(10月大会1週間前目安)
⇒ 現地参加希望の支部は、会場にお越しください。京都大会でお会いしましょう。
 

Kyotoおこしやす通信 No.2
2022/8/12


京都の夏は暑いです。京都で涼をとるといえば、川床でしょうか?私はまだ行ったことないです。一度行ってみたい。
 
今回は、今大会の進め方についてご案内します。
今大会はハイブリッドで行う大会を考えています。コロナもBA5という変異株が流行してきていて、予断を許さない状況ですが、なんとか対面も残したいと思っています。
 
オンラインで行う予定のプログラムは、記念講演、教育講演、企画シンポジウムです。全て対面とオンデマンド(11月末まで配信)を予定しています。
それ以外のポスターや自主シンポジウムは対面のみとなります。コロナ対応を心掛けながら安心して参加していただける大会を目指したいと思っています。
当日ご参加いただけなかった方、もしくはご来場いただきながら参加できなかった記念講演やシンポジウムを見たい方は、後日オンデマンドでご視聴ください。オンデマンドで参加いただいた場合にもセンスのポイントになる予定です(申請中)。当日参加できない方も、オンデマンドでの参加お待ちしております! 
 


Kyotoおこしやす通信 No.1
2022/8/5

『ちょこっと京都に住んでみた。』という番組が、テレビ大阪の開局40周年ドラマとして放映されています。木村文乃さん演じる東京のデザイナーが、近藤正臣さん演じる京都の大叔父のもとを訪れ紡ぐ人生譚です。奥ゆかしさを兼ね備えた古き良き文化、不思議な場所、味わい深い名店、京都の奥の奥が見えてきます。私などは仕事場と家を往復する日常に埋没し、古都の風趣を忘れていました。ああ、もったいな。
 
さて、今回は京都大会の特別講演についてご紹介いたします。
  • 山極壽一(やまぎわ じゅいち)先生の「霊長類の中のヒト」
山極先生は、京都大学総長(第26代)、一般社団法人国立大学協会会長(第26代)、日本学術会議会長(第29代)などを歴任され、現在は総合地球環境学研究所所長をお務めです。言わずと知れた「ゴリラ」研究の第一人者。「総長の仕事は『猛獣使いだ』」と名言も伝え聞きます。ゴリラとの出会い、学びの著作もワクワクしますし、養老孟司さんや小川洋子さんとの対談集も必読です。霊長類の中の「ヒトとは何か」について興味深いお話をうかがえることでしょう。
 
  • 榊原 洋一(さかきばら よういち)先生の「子どものwell-beingとresilience」
榊原洋一先生は、小児科医です。お茶の水女子大学人間発達教育研究センター教授をお勤めの後、CRN (Child Research Net)所長、日本子ども学会理事長、ベネッセ教育総合研究所でご活躍です。言わずと知れた「子ども」研究の第一人者。子どもの発達や教育を脳科学的な立場から分析・研究されています。昨今話題となっているギフテッド教育にも関心を寄せられています。「子どものwell-beingとは何か」という問に、そしてこれからの教育や支援のあり方について多くのご示唆をいただくことができると考えています。