資源・素材2023(松山)

講演情報(2023年8月10日付 確定版)

企画講演

【企画講演】ゼロエミッション社会構築にむけたCCS/CCUS技術開発[9/14(木) PM 第1会場]

2023年9月14日(木) 13:00 〜 16:40 [第1会場] 4F EL45(共通講義棟C)

司会者:大川 浩一(秋田大学)、菅井 裕一(九州大学)、大川 浩一(秋田大学)、江﨑 丈裕 (九州大学)、藤井 孝志 (産業技術総合研究所)

15:55 〜 16:10

[3101-11-09] (学生発表:修士課程)相分離型CO2吸収液の開発

○原口 大志郎1、菅井 裕一1、江崎 丈裕1 (1. 九州大学)

司会者:藤井 孝志 (産業技術総合研究所)

キーワード:資源、CCS

化学吸収法はCO₂回収・貯留技術(CCS)における主なCO₂分離回収技術の一つである。アミン吸収液は吸収塔内で排ガス中の低濃度CO₂を40℃で吸収し、放散塔で120℃の熱によりCO₂を脱離・再生する。従来の化学吸収法は多くのエネルギーを消費する。相分離型CO₂吸収液は、アミンと水に、疎水性の添加剤を加えた構成であり、特徴としてCO₂吸収後に疎水性の添加剤相とCO₂を多く含んだ親水性のアミン相に分離する。CO₂放散の際、下相で再生されたアミンが上相に抽出され、アミン濃度の増加が妨げられる。この結果CO₂放散反応が促進され、従来よりも低い温度(90℃)で多くのCO₂を回収可能になる。本研究ではアミンとエーテルの種類・組み合わせ・重量比を変更し、90℃で再生可能な新たな相分離型吸収液を開発することを目的とする。

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