イントロダクション:青山 博昭(残農研) (13:15 〜 13:23)
セッション情報
ジョイントシンポジウム
[JS02] 甲状腺機能かく乱に起因する発達神経毒性リスク価の現状と将来展望(日本薬学会,日本先天異常学会 共催)
2024年3月29日(金) 13:15 〜 15:15 [302会場] 会議センター 302 (3F)
オーガナイザー:中西 剛(岐阜薬大)、青山 博昭(残農研)
欧米の大規模疫学調査において、妊娠期間中の母体の甲状腺機能低下と出生児の知能低下等との間に明らかな相関性が認められ、農薬等の甲状腺機能かく乱による発達神経毒性(DNT)への懸念が高まっている。このため2018年に毒性試験ガイドラインにおいても関連試験で甲状腺関連指標の評価を追加する措置が取られた。しかし、これら関連指標の変動と児動物に対するDNTについての連関については不明な点が多く取り残されており、化学物質リスク管理におけるスキームの確立には至っていない。また化学物質のDNTを迅速に予測する一連のin vitro試験法の開発や、DNT試験実施の要否を判断するためのin vivo試験としてComparative Thyroid Assayの実用化が検討されているが、これらの試験で得られるデータ解釈やリスク評価の実施には未だ解決すべき問題が残っている。
本シンポジウムでは、中枢神経系発達における甲状腺ホルモンの役割についての基礎的な知見から、現在、開発が進められている新たなin vivoおよびin vitro評価法についての現状および将来展望に至るまで、各分野の専門家からお話いただく。
13:23 〜 13:50
○天野 出月1 (1. 群馬大院医)
13:50 〜 14:17
○佐藤 旭1 (1. 残農研)
14:17 〜 14:44
○松丸 大輔1、石田 慶士1、中西 剛1 (1. 岐阜薬大)
14:44 〜 15:11
○諫田 泰成1 (1. 国立衛研)
総括:中西 剛(岐阜薬大) (15:11 〜 15:15)