日本薬学会第144年会(横浜)

セッション情報

一般シンポジウム

[S54] ★基礎レベルにあるDDS技術のシーズを開発ステージに進めるために求められること

2024年3月31日(日) 09:45 〜 11:45 [301会場] 会議センター 301 (3F)

オーガナイザー:近藤 啓(静岡県大薬)、鈴木 亮(帝京大薬)

 mRNAを搭載した脂質ナノ粒子が、新型コロナウイルス感染症のワクチンとして全世界で利用されている。この脂質ナノ粒子は、COVID-19のパンデミック以前からアカデミア、ベンチャーが地道に基礎レベルのデータを蓄積し、DDSシーズとして醸成、改良を継続してきたとともに、実用化に向けた連携を進めてきたことで産まれた。この開発過程には、様々な試行錯誤や技術のブラッシュアップ、連携の模索があったことは想像に難くない。これにより、COVID-19に対するワクチンとしての実用化に繋がった。一方で、同様なアクションをしていても、すべてのDDS技術が実用化に繋がっているわけではない。なぜなのだろうか。本シンポジウムでは、この問いについて考えていきたいと思う。特に、DDS技術のシーズが実用化に向けた歩みを進めるうえで必要となるポイントについて議論する。そこで、基礎レベルのDDSシーズを実用化に向け開発を進めるベンチャー企業や研究開発の資金調達に関わっている演者から、創薬ベンチャースタートアップにおける生の声を聞き、基礎研究を開発ステージに進めるために求められることを整理したい。そして、今後のアクションや将来展望について議論したいと考えている。本シンポジウムが、日本発の優れた DDS 製剤研究の臨床応用に結実することに貢献することを期待する。

オーガナイザー挨拶:近藤 啓(静岡県大薬) (09:45 〜 09:50)

総括:鈴木 亮(帝京大薬) (11:42 〜 11:45)

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