15:10 〜 15:30
[EI1-03] 異なるバンドギャップを有するアセン化合物間の電子移動を利用した電気化学発光増強
本講演では低コストかつ容易に作成可能な次世代の自発光型素子としての展開が期待されている電気化学発光(ECL)素子についての発表を行う。ECLとは酸化還元活性な化合物における電気化学的な励起状態の生成に基づいた発光現象である。これまでに我々は、材料を溶解させたECL溶液を一対のITO電極で挟み込むことで構築したECL素子に対し、交流電圧を印加することで素子の安定性や応答速度、発光強度が向上することを報告してきた。本研究では複数のアセン誘導体を含む電解質において、分子間の光物理的、電気化学的な相互作用に基づいた黄色ECL増強を見出し、その機構について議論する。
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