[P4-02] 小学校1年生のたし算、ひき算計算能力実態調査から見えてきたもの
キーワード:20までの加減、実態調査、計算障害
20までの加減の計算能力を計算の正確さと流暢性(計算速度)の二つの能力ととらえて制限時間を設けたテストを年間3回1年生の児童に実施した。その結果、計算の正確さ能力に以上に計算速度の能力差が大きいことが分かった。10の構成を用いた20までの加減計算方略の学習後でも、その計算方略を使わずに、それまでに使っていた素朴な計算方略を使う児童がいることが推測された。また、そのような児童の中にも特に学習をしないでも10の構成を用いた計算方略を使うようになる児童とそのまま素朴な計算方略を使い続けてその計算方略が固定化する児童がいることが推測された。
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