The 31st Annual Conference of Japan Academy of Learning Disabilities (KYOTO)

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[AL] 受賞者講演

[AL-01] 2021年度実践奨励賞受賞に寄せて

講師:入山 満恵子1 (1. 新潟大学教育学部)

2021年度実践奨励賞拝受にあたり、現在までの実践を紹介する。「ことば」の4側面のうち、「読む」「書く」ではデジタル機器活用も含めた読み支援の指導効果を検証し、子ども個々の特性に合わせた媒体の使用が必至であることを示した。また、特性のある児童生徒が特に苦労する英語学習では、多感覚を用いて音と文字の関係を習得する統合的フォニックスが教育現場に貢献する可能性を報告した。また、問題がみえにくい「聞く」「話す」領域では、日本語圏では未だ確立されていない「ナラティブ」を用いた言語の評価や指導により学習の基礎となる「言語力」を伸ばせるのではないかと考えている。今後も、現場の力を借りながら現場に還元できる実践を進めてゆきたい。

【略歴】
筑波大学教育研究科修了後、新潟リハビリテーション専門学校、明倫短期大学にて言語聴覚士養成に携る傍ら、亀田第一病院、新潟市民病院等で言語聴覚士業務にあたる。

2012年より新潟大学教育学部特別支援教育専修に着任。教員として勤務すると同時に、新潟県立はまぐみ小児療育センターの非常勤言語聴覚士として、主に発達障害の子どもたちの評価を担当している。

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