[EL] 教育講演

[EL-01] 改正差別解消法のポイント

障害の社会モデルに基づく理解

講師：平林 ルミ¹、崔 栄繁²、飯野 由里子¹ (1. 東京大学大学院教育学研究科附属バリアフリー教育開発研究センター、2. 特定非営利活動法人DPI日本会議)

本講演では改正障害者差別解消法の基本方針作成過程で現在何が論点となっているのかを押さえるために，内閣府が組織する障害者政策委員会での議論について現在の状況を共有する。また，現在の日本の状況は国際人権法に照らしてどのように評価されるのか。2022年8月に行われた国連の障害者権利委員会と日本政府との建設的対話（対日審査）および，建設的対話でのやりとりを受け，同年9月に出された日本政府への総括所見（勧告）について特に教育の分野への評価に焦点を当てて解説する。

【略歴】
●崔栄繁：特定非営利活動法人DPI日本会議議長補佐。日本障害フォーラム障害者権利条約に関するパラレルレポート特別委員会委員。2002年より8回に渡り開催された障害者権利条約策定のための国連の特別委員会に、第5回を除く全てに日本障害フォーラムのスタッフとして参加。

●飯野由里子：バリアフリー教育開発研究センター 特任准教授。専門はジェンダー，セクシュアリティ，ディスアビリティ理論。ジェンダーと多様性をつなぐフェミニズム自主ゼミナール（ふぇみ・ゼミ）運営委員。OTD普及協会運営委員。

●平林ルミ：学びプラネット合同会社　代表社員，バリアフリー教育開発研究センター特任助教，言語聴覚士，公認心理師，臨床発達心理士，SENSE-SV。