[J16] 算数の困難のある子どもたちへの理解と支援
算数障害のわかりにくさからくる支援の届きにくさ
キーワード:算数障害、算数の困難、通級指導教室
子どもたちの算数の困難さは、知的能力の低さなのか、認知のアンバランスなのか、やる気のなさなのか、非常に分かりにくい状況がある。学習障害の子どもたちの支援が専門である通級指導教室において、読み書きへの対応は一般的に行われているが、算数の困難さへの対応は多くない。1つの理由として、算数の困難さの特異性がわかりづらいためではないだろうか。通級指導教室は「勉強の遅れを補習するための場ではない」が、「計算する」「推論する」の習得の困難さは、算数(数学)の教科学習の「勉強の遅れ」に見えてしまう。通級指導教室で行える算数の困難さの見え方とその指導について、議論していきたい。
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