[J31] 自立活動としての通級による指導
小・中・高それぞれの発達段階とオンライン指導の可能性
キーワード:通級による指導、自立活動、発達段階
通級による指導を受ける児童生徒数は年々増加の一途をたどり、R元年度には13万人を超えた。文部科学省は「初めて通級による指導を担当する教師のためのガイド」(2020年、以下「通級ガイド」)を公表した。通級ガイドの中では、「障害による学習面や生活面における困難の改善・克服に向けた指導が基本」という表現にとどまっている。しかし、真に子どもの「自立」を目指すためには、「困難の改善・克服」だけではなく積極的な発達支援が必要であろう。本シンポジウムでは「自立活動」の本来の目的をふまえ、小・中・高それぞれの発達段階でどのような通級による指導を行うべきか検討したい。さらに遠隔による通級指導の可能性についても言及する。
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