[P1-04] 1年生のたし算導入時の計算方略の指導のあり方の研究
─インフォ─マルな方略からフォ─マルな方略への移行─
キーワード:算数障害(発達性ディスカルキュリア)、計算、計算方略
本研究は小学校1年生のたし算の導入時の計算方略の位置づけについて、検定教科書の分析をとおして、明らかにすることを目的とした。小学校学習指導要領解説算数編(平成29年7月)に示されている「具体的な操作」をとおしてという記述を踏まえ、数える操作ではなく1対1対応の操作によってたし算を指導するよう検定教科書が構成されていることが明らかになった。そこから、子どもの多様な計算方略を踏まえた計算の指導には、たし算の導入時に算数タイルを使用した1対1対応の計算の仕方に加え、子どもの多様な計算方略にあわせた指導が必要であり、インフォーマルな方略からフォーマルな方略への移行を支えることが重要であると示唆された。
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