[P11] ポスター発表11

[P11-06] 就学前幼児における注意機能と読字に関与する認知機能との関連

〇津島 靖子¹ (1. 就実大学教育学部)

キーワード：幼児、注意機能、読字能力

【目的】定型発達幼児における注意機能と読字に関与する認知機能との関連を検討し，基礎的知見を得る。【方法】5～6歳の定型発達児を対象に注意機能に関するContinuous performance test（CPT），PVT-R絵画語い発達検査，数唱，音韻分解課題，Rapid Automatized Naming（RAN）課題を実施し，各指標間の相関係数を求めた。【結果】注意機能に関するCPTの見逃しエラー率が上昇すると，音韻分解の発達が不十分で，RAN課題の所要時間が延長し，誤読数が増加する傾向があった。【考察】音韻意識の発達がデコーディングや注意の程度と関連している可能性が示唆された。