[P2-01] 校内委員会における三項随伴性に基づく支援の検討による効果
キーワード:校内委員会、応用行動分析、個別の指導計画
本研究では,三項随伴性に基づく個別の指導計画を校内委員会で作成し支援に取り組むことの効果について検討した。その結果、児童の行動は顕著に改善し、KBPACの全教師平均についてWilcoxonの符号付順位和検定を行ったところ,1%水準で有意差がみられた。教師の感想でも「今までと比べ,会議の意味がある」「具体的な手立てを検討して実践できた」など肯定的評価がみられた。本研究では,児童の行動と教師の行動変容法の理解については効果がみられたが,専門家の支援が不可欠である点,多くの児童を同時に検討できない点などが課題として挙げられる。校内委員会においては教師の負担に配慮しつつ,支援の工夫による児童の成長を教師が実感できる手立てが必要である。
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