[P9] ポスター発表9

[P9-08] 発達障害特性のある児童・生徒の就学前療育を中学校適応に活かす条件の検討

保育所・小学校・中学校の支援者へのインタビュ─分析から

〇泉 あや¹、石原 詩子² (1. 元公立中学校、2. 京丹波町健康推進課　作業療法士)

Keywords:就学前療育、中学校適応、連携

目的：発達障害児の早期療育を中学校適応に活かす条件を探る。
方法：20XX年度にA中学校Y年生に関わった保育士、作業療法士、小中学校担任、中学校長、中学校学年主任・養護教諭、スクールカウンセラーにインタビューを行い、逐語録を作成し、テキスト分析を行った。Y年生は47%が就学前療育の経験があった。
結果：支援者は園校内外支援者と連携を行い、特に作業療法士等との専門職との連携は特性理解に基づく支援に役立ち、適応を支えた。就学前では保護者支援が重視され、中学校では特性に踏み込んだ支援が行えた。
考察：支援者・専門職との連携、就学前療育の情報共有、予防的支援、保護者支援が早期療育を適応に活かす条件と言える。