日本薬学会第144年会(横浜)

セッション情報

一般シンポジウム

[S11] 化学の力で拓く革新的タンパク質研究

2024年3月29日(金) 13:15 〜 15:15 [301会場] 会議センター 301 (3F)

オーガナイザー:松崎 勝巳(京大院薬)、大高 章(徳島大薬)

 タンパク質の構造・機能の解明は、生命現象の理解のみならず創薬研究にとっても重要である。タンパク質研究には、遺伝子組み換えや化学合成による目的タンパク質の大量調製、部位特異的な化学修飾が基本技術となる。さらに膜タンパク質の場合には、可溶化と安定化技術が鍵となる。また、膜タンパク質の研究で重要なin-cell解析のためには、in vitroで調製した修飾タンパク質を細胞膜に戻す手法が威力を発揮する。
 本シンポジウムでは、多糖高分子を利用した安価で高効率なタンパク質精製法(加藤)、人工タンパク質創製に向けたペプチド化学修飾法(大高)、難易度の高い膜タンパク質の化学合成(北條)、ナノディスクを利用して膜タンパク質を細胞膜へ送達する技術(池田)、膜タンパク質の安定なハンドリングを可能にし、膜タンパク質の構造・機能解析を容易にする新規可溶化剤の開発(松崎)といった最新の化学的方法について発表し、討論する。

はじめに:松崎 勝巳(京大院薬) (13:15 〜 13:20)

まとめ (15:10 〜 15:15)

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