日本薬学会第144年会(横浜)

セッション情報

一般シンポジウム

[S47] 3D培養を用いた生体模倣システム(MPS) ―医薬品・化学物質等の新規評価手法の開発、そして代替法への挑戦―

2024年3月30日(土) 15:30 〜 17:30 [304会場] 会議センター 304 (3F)

オーガナイザー:大野 彰子(国立衛研)、戸塚 ゆ加里(日本大薬)

医薬品などの化学物質の開発には、実験動物を用いた試験等の実施が求められ、その結果が重視されることが多い。一方、動物愛護3Rsの観点から、複数の欧米諸国では化粧品の開発において動物実験が禁止されている。最近では、化粧品のみならず食品開発においても動物実験を実施しないとする動きが国内でも検討されつつあり、このような背景から、動物実験代替法の開発と実用化が求められている。しかしながら、現在汎用されているin vitro試験はいずれも単一の細胞を用いての評価系であり、生体への外挿の点で限界がある。その限界を突破するイノベーションとして、3D培養手法を用いた生体模倣システム(MPS)の開発が注目されている。本シンポジウムでは、レギュラトリーサイエンスの観点に基づき、組織およびiPS細胞由来のオルガノイド/スフェロイドを用いた、医薬品などの化学物質の開発・安全性評価に携わる6名の演者により、3D培養手法を用いたMPS開発の現状と展望についてご講演いただく。

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