日本薬学会第144年会(横浜)

セッション情報

一般シンポジウム

[S31] ★有機フッ素化合物PFAS最前線:基礎研究から健康影響、国内外の規制動向まで

2024年3月30日(土) 09:45 〜 11:45 [311会場] 会議センター 311+312 (3F)

オーガナイザー:藤井 由希子(第一薬大薬)、原田 浩二(京大院医)

有機フッ素化合物のペルフルオロアルキル化合物(Per- and polyfluoroalkyl substances; PFAS)はその難分解性からForever chemicals(永遠の化学物質)と呼ばれている化学物質群である。代表的なPFASはペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)とペルフルオロオクタン酸(PFOA)であり、20世紀なかばから、生活用品、工業製品、燃料火災用の泡消火剤、フッ素樹脂の製造助剤などとして利用されてきた。2000年以降はその残留性と毒性への懸念からPFASを製造・使用する各社でPFOSとPFOAの製造を自主的に廃止してきたが、過去に使用されたと思われるPFOS、PFOAが環境中に残留し、近年、欧米で水道水濃度や血中濃度についての勧告が相次いで公表されている。また未規制のPFASも多数あり、それらの健康リスク評価に資する研究が必要とされている。本シンポジウムではこのPFASの最新の状況について「国内外の取り組み状況」「ヒトバイオモニタリング」「ヒト曝露」「健康影響」「毒性発現メカニズム」「体内動態と種差」をキーワードに6名の発表者から報告を行う。

趣旨説明:藤井 由希子(第一薬大薬) (09:45 〜 09:50)

総合討論:原田 浩二(京大院医) (11:25 〜 11:45)

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