日本薬学会第144年会(横浜)

セッション情報

一般シンポジウム

[S65] ★女性のライフステージと健康:薬学から見た新たな視点と展望

2024年3月31日(日) 15:30 〜 17:30 [302会場] 会議センター 302 (3F)

オーガナイザー:菅沼 名津季(慶應大薬/bacterico)、中井 大介(第一三共)、三宅 正晃(ファーマパック株式会社)

「女性活躍推進法」の施行により、女性の働き方が大きく変化している。変化に伴い、民間企業を含む多くの組織が、女性の健康管理への取り組みを積極的に行っている。一方で、女性特有の健康課題に対する解決策は充分ではなく、女性の社会的・経済的活動に支障をきたしている現状がある。これらの背景から、女性の健康に焦点を当てた研究はますます重要性を増している。
現在、産官学が一丸となり、生理、出産、更年期などの各ライフステージにおける健康課題に対する、ユニークな予防策や治療戦略の開発など、様々な研究が推進されている。女性の健康や治療をテーマにした基礎研究から始まり、特定の疾患に対する薬物治療研究、さらには薬物の生体内における動きの性差を理解する薬物動態研究まで女性健康管理に関する包括的なアプローチが試みられている。研究結果をもとにスタートアップがサービスや製品を開発し、民間企業へと提供する産官学連携の動きもみられる。
本シンポジウムは、この重要な女性特有の健康課題に向き合う6名の産官学の研究者たちが、各々の視点からの研究を紹介し、今後の産官学連携の可能性とその方向性について議論する機会を提供する。パネリストと来場者の活発な議論を通じて「女性の健康」に関する薬学研究の未来を拓いていくことを期待する。

オーガナイザー挨拶:菅沼 名津季(慶應大薬/bacterico) (15:30 〜 15:35)

総括:中井 大介(第一三共) (17:17 〜 17:30)

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