11:15 〜 11:30
[1401-10-08] ピリジン誘導体を用いた塩酸溶液からのPd(II)選択的沈殿
司会:小山和也(千葉工業大学)
Chairman: Kazuya Koyama (Chiba Institute of Technology)
キーワード:パラジウム、沈殿剤、ピリジン
塩化アンモニウム及びアンモニア水を用いたPdの沈殿分離は、比較的簡便な手法である。しかし、Ptが共存する溶液においては、酸性溶液から塩化アンモニウムでPtを分離した後に、アンモニア水及び塩酸を加えPdを沈殿させる必要がある。それ故、現行の白金族金属の湿式製錬技術では、選択的にPdを分離可能なジ-n-ヘキシルスルフィドを用いた溶媒抽出法が主流となっている。しかし、逆抽出後は、上記の沈殿法によりPdが回収されるため、塩酸溶液中のPdを選択的に沈殿できれば、よりコンパクトな分離プロセスが構築できる。本研究では、Pdに高い配位性を有するピリジンに着目し、ピリジン誘導体のPd及びPtに関する沈殿性及びPd選択性について検討を行った。
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