資源・素材 & EARTH 2017(札幌)

講演情報(2017年8月24日付)

一般講演(General Session)

湿式素材プロセッシング(Hydrometallurgy)

2017年9月26日(火) 09:00 〜 12:00 第4会場 B32 (B3棟1階/Fl.1.,Build. B3)

司会:尾形剛志(産業技術研究所),佐々木秀顕(愛媛大学),小山和也(千葉工業大学)
Chairman: Takeshi Ogata (AIST), Hideaki Sasaki (Ehime University), Kazuya Koyama (Chiba Institute of Technology)

11:45 〜 12:00

[1401-10-10] Bi2Te3熱電材料の高性能・低コスト化に関する研究

○仲本 龍一郎1、横山 俊1、本宮 憲一1、原田 晃一1、高橋 英志1、田路 和幸1 (1. 東北大学)

司会:小山和也(千葉工業大学)
Chairman: Kazuya Koyama (Chiba Institute of Technology)

キーワード:熱電材料、Bi2Te3、ナノ粒子、ナノ構造

Bi2Te3熱電材料は、低温・小規模の熱エネルギーを電気エネルギーに変換可能な材料として知られている。ただし、発電コストの高さが課題であり、高性能化および低コスト化が求められている。熱電材料の高性能化には、ナノ構造の付与が有効であると報告されており、ナノ粒子の合成・焼結によるナノ界面の導入が行われているが、ナノ粒子の精密なサイズ制御が困難であるために、最適なナノ構造は明らかにされていない。ここで、我々は既にBi2Te3ナノ粒子の低コスト合成に成功している。本手法は、アスコルビン酸(ビタミンC)との中間錯体を形成することで、低エネルギー・低コスト合成を可能とした。そこで、本研究は、低コストBi2Te3ナノ粒子のサイズを制御することで、焼結後のナノ構造を制御し、熱電材料の最適構造を解明することを目的とした。Bi2Te3ナノ粒子のサイズ制御は、反応時の駆動力を制御することで達成された。次に、サイズ制御されたナノ粒子を焼結することで、制御されたナノ構造を持つ熱電材料を作製した。種々の分析を通して、ナノ構造が熱電性能に対して及ぼす効果を評価した。発表において、詳細な結果を報告する。

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