13:00 〜 13:45
[1605-08-01] 環境対応型石油開発技術:米国における石炭力発電所排ガスからのCO2回収および原油増産プロジェクト
司会:佐々木久郎(九州大学)
Chairman: Kyuro Sasaki (Kyushu University)
キーワード:炭素回収・利用・貯留、原油増進回収法
当社は環境対応型石油開発技術について1990年代から検討・施策を実行している。2000年にアブダビ海上油田におけるゼロフレア、2006年に石油開発関連としては世界で初めて国連のCDMに認定されたベトナム沖油田におけるフレア削減の実施、世界初の洋上油田におけるCO2-EOR ハフアンドパフパイロットテストを2011年にベトナム沖で実施、同国で初となる随伴ガスを用いたEORの商業化を2014年から開始、などである。今般、さらなる環境対応型技術の展開として、米国の大手電力会社NRG Energy, Inc.と共にテキサス州陸上での石炭火力発電所からの排ガス活用による原油増産プロジェクトを実施している。本プロジェクトは石炭火力発電所から年間約160万トンのCO2の排出を削減できると同時に、既存油田からの追加原油生産を可能にするもので、地球環境への負荷低減とエネルギーの増産の両立に貢献するものである。
本プロジェクトは、2014年の最終投資決定を経て、計画通りに予算内で2016年末にCO2回収装置の建設,パイプラインの敷設、油田側施設の建設が完了し、順調にCO2-EORによる原油増産を行っている。
本プロジェクトは、2014年の最終投資決定を経て、計画通りに予算内で2016年末にCO2回収装置の建設,パイプラインの敷設、油田側施設の建設が完了し、順調にCO2-EORによる原油増産を行っている。
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