1:50 PM - 2:20 PM
[2201-05-02] The progress of development about passive treatment using SRB for acid mine drainage by JOGMEC
Chairman: Masahiro Sowanaka (Japan Oil, Gas and Metals National Corporation)
Keywords:Acid Mine Drainage Treatment, Passive Treatment, Sulfate Reducing Bacteria, on-site test
JOGMECでは、もみがら、米ぬか等が充填されたリアクター【嫌気反応槽】を用いて、硫酸還元菌を活用する坑廃水処理プロセス(JOGMECプロセス)について検討を進めている。これまでにA鉱山では鉄や亜鉛、銅、カドミウムを含む坑内水を対象として、室内基礎試験に続き屋外においてベンチスケール実証試験を実施し、滞留時間25時間程度の条件において概ね良好な処理結果を得た。そこで、平成28年より、同鉱山においてパイロットスケール実証試験を開始した。同試験設備は、鉄を効率的に除去するための鉄酸化・除去槽を含む前処理槽、硫酸還元菌を活用した金属析出を行う嫌気反応槽、さらには調整槽をそれぞれ2系列備え、より実導入を模した試験設備とした。現在は、嫌気反応槽の滞留時間が25時間となる通水量(2槽合計5.2 L/min)で通水試験を実施しており、前処理の有無による処理性能の差異について比較している。本試験の実施により、これまでに構築したプロセスの処理効果について実証し、また、スケールアップによる影響を確認するとともに、今後はコスト削減効果についても検討を進める。
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