13:05 〜 13:30
[2407-11-01] 東予工場における銅ロス低減に向けた取り組みについて
司会:柴田悦郎(東北大学多元物質科学研究所)
Chairman: Etsuro Shibata (Institute of Multidisciplinary Research for Advanced Materials, Tohoku University)
キーワード:銅製錬、自溶炉、住友式自溶炉精鉱バーナー
住友金属鉱山株式会社東予工場では、近年の世界的な銅鉱石品位の低下に伴うS/Cu比上昇の条件下、競争力の向上のため製錬工程1系列では世界トップクラスとなる日当たり4,000tの精鉱を溶解し、2016年度は本邦初となる電気銅年産45万tを達成した。一方、比較的コンパクトな反応領域と粒子衝突頻度が高いことに起因する、約3%の低煙灰発生率と低熱負荷によるリアクションシャフトの長寿命を特徴とする住友式自溶炉精鉱バーナーは、精鉱溶解量を増加する過程でシャフトでの精鉱と酸素の反応性悪化及びスラグ量増加に伴うスラグ滞留時間が減少した結果、マグネタイト生成量の増加及び懸垂ロスの増加による銅ロス悪化が問題となっており、これらの銅ロス悪化要因の改善について継続的に取り組んできている。本報では、スラグ組成(Al2O3,Zn)の自溶炉スラグの銅ロスへの影響、精鉱バーナー反応性改善に向けたバーナーディメンジョン変更による燃焼現象の変化及びスラグ中の懸垂銅粒子を回収する錬鍰炉容積維持に向けた取り組みについて報告する。
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