15:30 〜 17:30
[PY1-32] 混合ハライド溶融塩を用いたタンタルの平滑電析
キーワード:溶融塩電解、レアメタルリサイクル、定電流電解
タンタルは主に電子機器の原料として使用され、安定供給のために廃棄物からの回収が求められている。タンタルの回収手法として溶融塩電解が期待されているが、電解中の短絡や電析物純度の低下といった問題の起こらない良好な電析物、つまり平滑電析が得られているのは700℃以上の高温である。ゆえに消費エネルギー抑制等の観点からプロセスの低温化が求められる。そこで本研究では低温においても平滑電析が得られる電解条件を検討した。
報告者らはこれまで溶融塩ハロゲン組成に着目し、フッ化物系溶融塩に一部塩化物を混合することで、比較的低温である650℃において、定電流電解により平滑な電析物が得られたことを報告している。しかし、600℃以下での平滑電析はまだ達成できていない。この原因として考えられるのは、溶融塩組成が最適でないこと、およびタンタル源として溶融塩に投入したK2TaF7が溶融不十分であったことである。そこで低温における平滑電析の達成に向け、本研究ではさらに詳細な溶融塩ハライド組成の検討、およびK2TaF7を完全に溶融させるための溶融塩熱履歴の検討を行った。
本発表ではこれらの手段により平滑電析が得られる電解条件を検討した結果について報告する。
報告者らはこれまで溶融塩ハロゲン組成に着目し、フッ化物系溶融塩に一部塩化物を混合することで、比較的低温である650℃において、定電流電解により平滑な電析物が得られたことを報告している。しかし、600℃以下での平滑電析はまだ達成できていない。この原因として考えられるのは、溶融塩組成が最適でないこと、およびタンタル源として溶融塩に投入したK2TaF7が溶融不十分であったことである。そこで低温における平滑電析の達成に向け、本研究ではさらに詳細な溶融塩ハライド組成の検討、およびK2TaF7を完全に溶融させるための溶融塩熱履歴の検討を行った。
本発表ではこれらの手段により平滑電析が得られる電解条件を検討した結果について報告する。
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