一般社団法人日本LD学会 第29回大会(兵庫)

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[P3] 読む・書く

[P3-09] 漢字の書きが困難な児の運動覚性記憶および文字の構成方略

〇小田部 夏子1、内山 仁志2、糸数 昌史3、原田 浩司4,5 (1. 国際医療福祉大学クリニック言語聴覚センター、2. 島根県立大学人間文化学部、3. 国際医療福祉大学保健医療学部理学療法学科、4. 筑波技術大学 、5. 宇都宮LDサポートセンター)

キーワード:書字障害、運動覚性記憶、構成方略

書きが難しい場合、文字出力のプログラミングおよび運動覚性記憶に関する評価を行う必要があると考えられる。今回は漢字の書きが困難な1事例に対して運動覚性記憶課題および文字出力のプログラミングを評価する課題として未知文字の視写過程の分析を行った。運動覚性書字再生は問題がなかったが、運動覚性音読は不良であった。運動覚性記憶は形成されていると考えられたが、運動覚性刺激から運動覚性記憶を喚起すること難しかった。未知文字視写過程では4文字中2文字で日本語文字の書き順とは全く異なっていた等、既成の書き順を方略として用いることが難しかった。本児はプログラミングおよび自動的な書字過程の両方に難しさがあると考えられた。

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