[P1] ポスター発表1

[P1-05] 小学校における算数科授業ユニバ─サルデザイン

段階的支援を考慮した一斉指導

〇廣瀬 空¹、近藤 修史²、是永 かな子¹ (1. 高知大学教職大学院、2. 高知大学教育学部附属小学校)

キーワード：算数、授業のユニバーサルデザイン、段階的支援

本研究の目的は、小学校算数科一斉指導における学びを保障する段階的支援について検討し、その支援の有効性について検証することである。方法は以下である。まず授業参観及び担任教員等との協議によって抽出した、2ndステージ支援対象児7名の支援方法について、計3回の算数科授業実践を通して検討した。実践後、撮影した動画を基に支援の有効性に関する分析を行った。その結果、第一に、本研究で実施した段階的支援は、2ndステージ支援対象児の参加率の高まりに影響を及ぼしたこと、第二に、ユニバーサルデザインを意識した授業づくりとして、算数科を意識した教材のしかけや二つの山場を設定することが有効であったことが示された。