一般社団法人日本LD学会第31回大会(京都)

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[P3] ポスター発表3

2022年10月29日(土) 12:30 〜 13:00 ポスター会場 (Annex Hall)

[P3-07] 発達障害ハイリスク児の特別な支援ニ─ズ

超低出生体重児の長期追跡における就学前後の評価

〇篁 倫子1,2、〇平澤 恭子2 (1. お茶の水女子大学、2. 東京女子医科大学小児科)

キーワード:発達障害、ハイリスク児、特別な支援ニーズ

出生体重が1000g未満の超低出生体重児は発達障害のハイリスク児と言える。本調査では就学後の学校適応を把握し、就学前健診の結果との関連を検討することを目的とし、保護者へアンケート調査を行った。A医科大学病院小児科でフォローされた超低出生体重児のうち、郵送質問紙に回答があった12名(小学3年5名、小学2年6名)を分析対象とした。90%の保護者が学校教育への信頼を示し、親から観た子どもの学校生活満足度も高かった。特別な支援ニーズの把握からは身体性・運動の領域で要支援とされた児が6名と最も多く、学習、集中力の領域でも4名が要支援と評定された。この結果は超低出生体重児の小柄で痩せ、不器用や幼児期の発達特徴と矛盾しない。他方、対人関係面や行動情緒面では通常対応で良いと評定される児が多かった。

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